ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

女子バレー、崖っぷちで米国に金星!

2023-06-19 09:08:42 | スポーツ
日々熱戦が続くバレーのネイションズ・リーグ。
全日本女子は、名古屋ラウンドこそ3勝1敗と想定内の結果を残したものの、ブラジルラウンドではセルビア、ドイツにフルセットの敗戦、通算成績4勝3敗とかなり苦しい状況で東京オリンピック金メダルの強豪、米国との対戦となりました。
予選最終のタイラウンドでも、トルコ、イタリアといった難敵を残しているだけに、ここで敗れて4勝4敗となると、決勝トーナメントに進める8位以内はかなり難しくなる。

日本はエース対角を井上から石川に、オポジットを林から和田に、セッターを席から柴田に、スタメン3名を入れ替えて試合に臨みました。
セッターとレフトはともかく、オポジットの林を変えるということは、日本にとってバレーのシステムを変えること。
世界的には、オポジットはバックアタックの打てる大型選手を配するのが普通で、バックアタックに備えてサーブレシーブをしないのが普通ですが、日本の場合、林はバックアタックをせず、代わりにレフトの選手をバックではサーブレシーブから外して、センターからパイプを打たせるという戦術をとっています。
林を和田に代えるということは、この戦術を取らないということ。当然パイプ攻撃はやりにくくなりますので、和田がどれだけバックアタックを決められるかカギになる。
米国の監督は名将カーチ・キライ、88年のソウルオリンピックで米国が金メダルを取った時の主将、ミスター・バレーボール。当然、日本のパイプ攻撃には万全の対策を立てていたはず。
結果はこの和田両チームトップの32得点を挙げる活躍で、フルセットの激戦を制したのですから、真鍋監督の采配的中ということなのでしょう。

それにしても、15点勝負の第5セットというのは何ともわからないもの。
セルビア、ドイツ戦では序盤から中盤にかけて連続失点をして一方的に敗れる結果となりましたが、今回はその真逆。
米国が序盤に失点を重ねると、その後もミスを連発して一方的な展開に。
フルセットって、本当に運不運がありますね。

さて、予選ラウンドはあと4試合。
決勝トーナメント進出の安全圏は8勝でしょうか。となるとタイラウンドは3勝1敗で乗り切らねばなりません。
オランダとタイに確実に勝って、イタリアかトルコ、どちらかを食うということかな。
でも、大型チームのオランダには昨年のネイションズリーグで負けているし、タイも強いチームでしかも地元、楽な試合にはならないでしょう。

まずはとにかく予選突破、頑張れ、日本!
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