「カルロ・ザウリ展」@東京国立近代美術館
イタリア現代陶芸作家のあまりにも個性的な、なんだかわからない作品群。この人独特の白く不思議にうねった物体が、ずしりとした重みを持って鎮座している。存在感がある。黒いのもあるが、やっぱり白がいい。「球体のふるえ」「地中海の形態」などの完成された物体のほかに、「歪められた壺」「歪められた皿」「歪められた塊」「歪められた欲望」などといったシリーズがあって、わざとそうしたのか、失敗しちまったのか、ベチョっと潰れた壺やゲチョゲチョになった皿などの、陶器と呼ぶのもはばかられる、もはや器の役を為し得ない代物で、「ナレノハテ」と呼びたくなるような作品は、池田満寿夫の陶芸作品「裸形シリーズ」を思い出させる。
イタリア現代陶芸作家のあまりにも個性的な、なんだかわからない作品群。この人独特の白く不思議にうねった物体が、ずしりとした重みを持って鎮座している。存在感がある。黒いのもあるが、やっぱり白がいい。「球体のふるえ」「地中海の形態」などの完成された物体のほかに、「歪められた壺」「歪められた皿」「歪められた塊」「歪められた欲望」などといったシリーズがあって、わざとそうしたのか、失敗しちまったのか、ベチョっと潰れた壺やゲチョゲチョになった皿などの、陶器と呼ぶのもはばかられる、もはや器の役を為し得ない代物で、「ナレノハテ」と呼びたくなるような作品は、池田満寿夫の陶芸作品「裸形シリーズ」を思い出させる。
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