「レ・ミゼラブル 百六景」鹿島茂(文春文庫)
ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」は数年前にスマホの青空文庫で読んだ。けっこう長くてしんどかった。昔から「ああ無情」という無情な邦題の本があることは知っていて、読んだような気になっていたが実は読んでいなかった。パンを盗んだばかりに悲惨な人生を送る羽目になるジャン・バルジャンの物語である。だからジャン・バルジャンの名前も知っていた。もしかしたら教科書に載っていたかもしれない。でも内容を知らないから「がんばるじゃん!」とか言ってふざけるのが関の山だった。
この文庫は小説そのものではなく、ストーリーの重要なシーンの挿絵二百数十枚に対して、物語の内容や当時の社会情勢、作者周辺の話題など、さまざまな説明を加える形で書かれている。480ページくらいある本の左側が全部挿絵になっていて、絵本のような気分で情景を見ながら読める。でもストーリーは飛び飛びに、挿絵に関連する箇所だけ語られているので、「レ・ミゼラブル」本編を読んでからこの本を見たほうがいいと思う。なるほどそうだったのかと裏事情に納得したり、忘れていたストーリー展開を思い出したりするとこができると思う。
ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」は数年前にスマホの青空文庫で読んだ。けっこう長くてしんどかった。昔から「ああ無情」という無情な邦題の本があることは知っていて、読んだような気になっていたが実は読んでいなかった。パンを盗んだばかりに悲惨な人生を送る羽目になるジャン・バルジャンの物語である。だからジャン・バルジャンの名前も知っていた。もしかしたら教科書に載っていたかもしれない。でも内容を知らないから「がんばるじゃん!」とか言ってふざけるのが関の山だった。
この文庫は小説そのものではなく、ストーリーの重要なシーンの挿絵二百数十枚に対して、物語の内容や当時の社会情勢、作者周辺の話題など、さまざまな説明を加える形で書かれている。480ページくらいある本の左側が全部挿絵になっていて、絵本のような気分で情景を見ながら読める。でもストーリーは飛び飛びに、挿絵に関連する箇所だけ語られているので、「レ・ミゼラブル」本編を読んでからこの本を見たほうがいいと思う。なるほどそうだったのかと裏事情に納得したり、忘れていたストーリー展開を思い出したりするとこができると思う。
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