「ベルリン国立美術館展 ~学べるヨーロッパ美術の400年~」@国立西洋美術館
バリウムみたいに重く真っ白に輝く彩釉テラコッタから始まって、至るところにちょこちょこと彫刻作品が登場する。思いのほか彫刻が多い展覧会のようで、変化があって飽きずに回れる。ミケランジェロの素描がさりげなくあったりする濃い作品群、特に彫刻の好きな人にはお薦めの展覧会だと思う。
彫刻 《イルカに腰掛けるウェヌス》 まず、イルカは腰掛けではない、そしてそのイルカの顔がどう見てもイルカではない。こんなタラコくちびるのおっさんみたいなイルカやイヤだ。
彫刻 《ガイア、もしくは人喰いの擬人像》 ちょん切れた人間の足を食ってるグロ注意な彫刻はイヤだ。
彫刻 《死んだ鳥のいる静物》 と 《エビと魚のある静物》 ジャン・アントワーヌ・ウードン作、ヒモで縛ったエビやらエイやら魚やら、死んだ鳥が束になっている。木彫や陶器ならまぁそうは思わないのだが、そんなもんを大理石で彫っちゃったから、なんか悲しい気分になる作品。なんでだろう?
彫刻 《イノシシ狩り》 と 《シカ狩り》 イグナーツ・エルハーフェン作、ツゲ材による小柄な浮き彫り作品。細かく精密に彫りだされたウマやシカの浮き出し具合が絶妙。欲しいと思ったいちばん好きな作品。
もちろん今回の目玉はフェルメールの《真珠の首飾りの少女》 昨年12月に来た 《手紙を書く女》 と同じ黄色い衣裳を着て、お馴染みの窓辺で真珠をつまんで悦に入っている様子。右腕が写真で見るよりやや黒ずんで見えて、ずっと見ていたらその右腕が心霊写真のおばけの腕に見えてきた。ヤバイ。
今月はもうひとつ 《真珠の耳飾りの少女》 も来ちゃうからフェルメール大忙し。 《真珠のホニャララ飾りの少女》 が同時に上野に来日するなんてマンガみたいな話である。
バリウムみたいに重く真っ白に輝く彩釉テラコッタから始まって、至るところにちょこちょこと彫刻作品が登場する。思いのほか彫刻が多い展覧会のようで、変化があって飽きずに回れる。ミケランジェロの素描がさりげなくあったりする濃い作品群、特に彫刻の好きな人にはお薦めの展覧会だと思う。
彫刻 《イルカに腰掛けるウェヌス》 まず、イルカは腰掛けではない、そしてそのイルカの顔がどう見てもイルカではない。こんなタラコくちびるのおっさんみたいなイルカやイヤだ。
彫刻 《ガイア、もしくは人喰いの擬人像》 ちょん切れた人間の足を食ってるグロ注意な彫刻はイヤだ。
彫刻 《死んだ鳥のいる静物》 と 《エビと魚のある静物》 ジャン・アントワーヌ・ウードン作、ヒモで縛ったエビやらエイやら魚やら、死んだ鳥が束になっている。木彫や陶器ならまぁそうは思わないのだが、そんなもんを大理石で彫っちゃったから、なんか悲しい気分になる作品。なんでだろう?
彫刻 《イノシシ狩り》 と 《シカ狩り》 イグナーツ・エルハーフェン作、ツゲ材による小柄な浮き彫り作品。細かく精密に彫りだされたウマやシカの浮き出し具合が絶妙。欲しいと思ったいちばん好きな作品。
もちろん今回の目玉はフェルメールの《真珠の首飾りの少女》 昨年12月に来た 《手紙を書く女》 と同じ黄色い衣裳を着て、お馴染みの窓辺で真珠をつまんで悦に入っている様子。右腕が写真で見るよりやや黒ずんで見えて、ずっと見ていたらその右腕が心霊写真のおばけの腕に見えてきた。ヤバイ。
今月はもうひとつ 《真珠の耳飾りの少女》 も来ちゃうからフェルメール大忙し。 《真珠のホニャララ飾りの少女》 が同時に上野に来日するなんてマンガみたいな話である。
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