詩:心模様
今は 亡き 彼 が 言っていた
ひきような 人の こと や
ひきような 集団の こと を
考えている と
心が もやで かすんだように
なって しまう よ ね
とても とても
くすんで しまう よ ね
そんな とき は
広い 大きな 丘の上 で
太陽の 陽射し を いっぱいに
浴びている 自分を
思い浮かべ る ん だ
と ・・
今
公園の ベンチ に 座って
横に ちょこん と 座っている
軽い 枯れ葉 を
指 で つまみ
手の ひら へ
乗せて 見た
見つめて いる と
時間が 戻り はじめ
その 丘 の
大きな 一本 の 若葉の木 に
よりかかって ほほえみを浮かべている
彼が 見えてきた
そして 聞こえて きた ・・
ひきような 人の こと や
ひきような 集団の こと を
考えている と
心が もやで かすんだように
なって しまう よ ね
とても とても
くすんで しまう よ ね
そんな とき は
広い 大きな 丘の上 で
太陽の 陽射し を いっぱいに
浴びている 自分を
思い浮かべ る ん だ
と ・・
らしんとおる(裸心全通)