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2023年9月27日に国会内で開かれた立憲民主党の「旧統一教会(世界平和家庭連合)国対ヒアリング」で明かされた統一教会の詐欺事件にはあ然としました。
9月14日に富山のチューリップテレビで放映されたことがきっかけで明るみに出た犯罪。
同教団の信者だった70代女性の被害者Aさんは、旧統一教会に2000万円以上の献金をさせられた後の2018年8月下旬、
「先祖解怨のためのお金がこれ以上ない」
と同教団の婦人部長に話したら、婦人部長から
「息子さんのお金は?」
と聞かれたAさんが
「息子名義の定期はあるが、私は下ろすことができない」
と答えると、
「統一教会の男性に委任状を書いてもらえばいい」
と指示されたというのです。
この方がそれまでに統一教会に巻き上げられた2000万円以上の献金のうち182万円は、教団側が委任状を偽造し、息子の定期預金をAさんに下ろさせたというのですが、これって、有印私文書偽造・同行使・詐欺という典型的な犯罪です。
そして、統一教会はまだ同じ信者一族を犠牲にして、2009年のコンプライアンス宣言後もまだ文書偽造罪と詐欺をしようとしていたわけで、この方がおっしゃる通り
「統一教会が平成21年(2009年)に公表したコンプライアンス宣言は名ばかりだと思います」
こういう事件が刑事事件として捜査・起訴されてこなかったのも、統一教会が政権与党である自民党とズブズブの癒着関係にあるから。
それにしてもこんな露骨な犯罪が暗数(表に出ない事件)に入ってしまっているのには驚きました。
こういう事例がゴロゴロあるそうなんですが、刑事事件化していないから統一教会への解散命令請求はできない・すべきでないと言い募る橋下徹氏らはどんだけ実態無視・人権無視のアベ擁護・統一教会擁護なんでしょうか。
アベ友で統一教会擁護の橋下徹氏が「団体を解散させるというのは、超例外的に、慎重にやるべきだと思います」と言い出す(呆)。解散命令で奪われるのは法人格だけで、宗教団体が解散させられるわけではないw
さて、次は2023年9月23日深夜に放送されたNHKの評判の番組「危険なささやき」事件。
元信者の女性が統一教会に勝訴した裁判資料をもとに、過去に行われた教団名を伏せた統一教会による信者の勧誘や、慈善活動を装った訪問販売の手口などを再現ドラマで伝えた番組です。
『なぜ、人は違法な勧誘に心を奪われるのか。危険なささやきに冷静さを失うのか。
その時の心のメカニズムを実際のある裁判の記録を元に再現劇と心理学分析から解き明かす番組 旧統一教会の元信者は、なぜ自ら入信し、率先して教団の不正な資金集めに関わったのか?ある裁判の記録と当事者の女性の証言をもとに、心の動きや葛藤を俳優・田畑智子が再現ドラマで熱演。心の隙間に入り込んだ“意外なささやき”とは?
大切な判断をする時に、どのように情報を集め、どのように信頼のできる人に相談するかを考える。』(NHKホームページより)。
この番組を放映すると予告していたNHKに対して、統一教会が番組放送前から圧力を加えていたことが発覚しました。
裁判で明らかになった事実で構成され、人々の注意喚起を促す良番組。事実を「誹謗中傷」と言い募り、「批判」を「侮辱」と言い換え、不都合な番組を中止させようとする教団の対応からは過去への反省がまるで感じられない⇒旧統一教会、NHK番組に異例の放送中止要求 | 毎日新聞 https://t.co/XtG4rxrXx8
— Shoko Egawa (@amneris84) September 26, 2023
この番組の名前は当初「悪魔のささやき」だったのですが、「危険なささやき」に変更になったということです。
この番組については、放送前からX上などで、
「今、NHKに抗議の電話をした。号泣しながら」
「宗教を誹謗(ひぼう)中傷する様な犯罪行為」
などと、統一教会関係者らがNHKに抗議の電話をした、などとする投稿が上がっていました。
統一教会によると23日より前から、番組の宣伝動画がNHKのホームページ上で公開されているのを確認し、当初、番組名は「悪魔のささやき」だったのを、統一教会が21日に、
「当法人が詐欺行為によって入信させ、信徒たちの人生を狂わせているかのように決めつけた内容となっている」
などとして放送中止と謝罪を求める文書をNHKに送り、番組名は変更されたということです。
【#自民党は統一教会】統一教会の集会に出まくりの山際大志郎元大臣と「マザームーン」山本朋広議員を次期衆院選でも公認候補にする岸田自民党は、統一教会と手を切る気が全くないことを宣言したも同然だ。
NHK広報局は他のメディアの取材に対して
「ホームページなどで放送前に掲載している番組タイトルや放送内容は、総合的な判断から放送前に変更となることがあり、今回の変更は抗議とは関係ありません」
と回答していますが、名称変更が統一教会の抗議によることはほぼほぼ確実です。
冒頭に述べた、統一教会が信者の子どもの預金を本人の委任状を偽造して銀行を騙して無断で引き下ろす事件と言い、NHKへの番組放映中止要求と言い、統一教会の違法体質や人権蹂躙姿勢はこの数十年間全く変わっていないことは明らかです。
市民のさらなる被害をできるだけ防ぐために、岸田政権は一刻も早く統一教会の解散命令を東京地裁に請求すべきです。
統一教会との関係を断つつもりがない岸田政権が統一教会に7回目の質問文書送付(呆)。教団が多摩市に広大な土地を購入して巨大施設を建設予定であることが発覚。岸田政権は一刻も早く解散命令を請求すべきだ。
後掲の統一教会からNHKへの抗議文には
『「年間4万件以上もの詐欺事件が発生する」
「ダマす言葉とダマされる心理の謎を、実録・舞台劇と心理学分析から解き明かす」
「旧統一教会・元信者はなぜ自ら入信し、率先して教団の資金集めに関わったのか?」
「人生を狂わされた被害者」
などと述べ、当法人を名指ししたうえで、当法人が詐欺行為によって信徒を入信させ、信徒たちの人生を狂わせているかのように決めつけています。
このような一方的な主張は、当法人に対する誹謗中傷であり、当法人の信徒に対する明らかな侮辱です。』
とあるのですが、このどこが誹謗中傷なのか、統一教会は全く反論できていません。
「危険なささやき」でも良い題ですが、まさに最初の「悪魔のささやき」こそ統一教会の詐欺商法にふさわしいですね。
再放送は悪魔のささやきに戻してやればいいのに。
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旧統一教会 元信者が国会で証言…息子の定期預金から献金させる手口 解散命令請求にも影響か
2023/09/28 19:44 チューリップテレビ
9月14日にチューリップテレビが報じた旧統一教会が元信者に委任状を偽造させ息子の定期貯金を無断で解約し、献金させていた問題が急展開しました。27日、国会で元信者のヒアリングが行われ涙ながらに証言しました。求めたのは旧統一教会に対する解散命令請求です。
富山県内在住の元信者の女性(70代):「私が息子のお金に無断で手をつけたことで息子には本当に申し訳ないことをしたと思っています」
涙ながらに証言したのは富山県内に住む旧統一教会の元信者の70代の女性です。
9月14日、チューリップテレビがこの女性をめぐる悪質な献金の手口を報じたことをきっかけに、きのう国会でヒアリングが行われました。
これがその放送です(今月14日に放送)
キャスター:「“教団の悪質な献金の手口を知ってもらいたい”決意の告白です」
旧統一教会信者だった5年前の2018年8月、通っていた県内の教会でのことです。
婦人部長が”息子さんのお金は?”って…
元信者の女性:「個室じゃなくて、みんな集まるテーブルがたくさんあるそこで言われました。個室じゃないです」
相手は教会の婦人部長という立場の女性信者ともう1人。女性の献金をめぐって話し合いが行われました。女性はこのときすでに2000万円以上献金していて貯金が底をついていたといいます。
元信者の女性:「お金を使い果たしてしまってもうないと言いましたら、婦人部長が”息子さんのお金は?”って。郵便局には定期はあるけど、私はそれは下ろすことができないって言ったんです。そしたら教団の男性に委任状を書いてもらえば下せると言われたがです」
息子の定期を解約、全額を献金した…
委任状とは「貯金の払い戻し」を本人以外の人に委任するために必要な書類で本人が自筆で記入しなければなりません。
しかし…。
元信者の女性:「これは、息子の代わりに書いてもらった委任状です」
これは教団側が用意した委任状です。
女性が白紙の委任状を教会の女性スタッフに渡すと、後日、長男の名前が書かれた委任状が返ってきました。
元信者の女性:「わからないです。誰が書いたか」
すぐに女性は偽造された委任状で息子の定期を解約、全額を引き出し献金したといいます。
元信者の女性:
「全額下ろしました。一気に全部下ろしました。自分も罪を犯したと思っています」
記者:「そのときは断れる雰囲気じゃなかった?」
元信者の女性:「なかったですね」
詐欺みたいなことまでして、お金を・・・
女性は去年11月に教団を脱会。これまでの献金の返還を求め教団側と交渉を続けてきました。そして先月末、示談が成立。慰謝料300万円を加えた2800万円が解決金として女性側に支払われました。
全国霊感商法対策弁護士連絡会・中川亮弁護士:「全額が一括して戻ってくるというのはい今まで長年統一教会をやってきたけど、極めて珍しいことです。統一教会としても色々な面でこの件は、はやく解決したかったんじゃないかなと思っている」
この報道を受け、立憲民主党などの野党は、この元信者の女性に国対ヒアリングで証言するよう 要請しました。
元信者の女性(今月27日):「詐欺みたいなことまでして、お金を使わされたということに対して、しっかりと自分の気持ちを伝えてきたいと思います」
宗教だとわかっていれば、断っていた…
国対ヒアリングでは、立憲民主党など野党の国会議員や文化庁の職員、旧統一教会問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏らを前に女性が証言しました。
元信者の女性:「ひどい良心の呵責と罪悪感を覚えましたが、家庭が幸せになるためには先祖の因縁を解決しなければならないとそれまでいわれ続けてきたので、そうするしかないと思って、その婦人部長の誤った指図に従うしかありませんでした」「私が息子のお金に無断で手をつけたことで息子には本当に申し訳ないことをしたと思っています。脱会後には正直に話し謝りました」「文化庁には統一教会の解散命令請求を行ってほしいと心から思っています」
ヒアリングでは、この女性と同じ時期に同じ教会に通っていたもう一人の元信者の女性も証言しました。
この女性は、物品の購入や献金などで夫に黙って1700万円以上使ったといいます。
もう1人の県内在住の元信者の女性(70代):「ある日、統一教会だと名乗らない女性が訪問してきて、何か悩み事、心配事はないですかと聞かれて」「″家庭が幸せになる良い話がある”とか、"他の方でも子どもが結婚された方がいる”などと言われ誘われました」「講義を受けてその教えを信じて140万円もの献金をささげたあとに、初めてそこが統一教会であることを知らされました。もし宗教の勧誘だとわかっていれば最初から断っていたはずです」「統一教会の解散命令請求を速やかに行ってくれることを強く願っています」
2人が被害を受けていたことが根拠に…
2人の事例について鈴木エイト氏は…。
ジャーナリスト・鈴木エイト氏:「今回、教団側が息子さんの署名なり偽造していると非常に悪質な事例なので、こういうことを組織的に行われていたということは、解散命令請求にもかなり影響があるのではないかと思いますので、文化庁の方々には粛々と進めていただきたい」
さらに中川弁護士は、解散命令請求の要件に該当すると主張しました。
中川弁護士:「解散命令、文化庁で進めていただいていると信じておりますが、要件として悪質性、継続性、組織性と3つの要件と言われていると思いますが、継続性の要件に関して、コンプライアンス宣言後も、このような被害が発生していたということが、2人の証言で裏付けられるのではないかと思う」「悪質性に関しては、あえてここでは言及しませんが正体隠しの勧誘をして、さらに家族の財産にまで手をつけさせている」
組織性については同じ地区の2人が同時期に同じような被害を受けていたことが一つの根拠になり得ると指摘しました。
ヒアリングを終え、2人の元信者は…
解散命令請求について文化庁の担当者は…。
文化庁の担当者:「我々も独自にヒアリング等を行っておりまして、その成果を踏まえて最終の判断に向けてさらなる検討をしていきたい。具体的な時期等についてはお答えを差し控えさせていただきたい」
チューリップテレビは今月、教団に対して、今回のケースが違法行為だという認識があるかなど質問状を送りましたが「今回のご質問の件は、既に解決しております」との回答がありました。
ヒアリングを終えて県内の2人の元信者は…
県内在住の元信者の女性:「胸の内を全部言ってきましたので、私の経験したことが解散請求につながってもらえたらいいなと思います」
もう1人の県内在住の元信者の女性:「私も同じ意見ですけど、本当に早く解散してみなさんが救われたらいいと思います」
ジャーナリストの鈴木エイト氏が27日、国会内で開かれた立憲民主党の「旧統一教会(世界平和家庭連合)国対ヒアリング」に出席した。
70代女性の被害者Aさんは、旧統一教会に2000万円以上の献金をさせられた後の2018年8月下旬、「先祖解怨のためのお金がこれ以上ない」と同教団の婦人部長に話したという。
婦人部長から「息子さんのお金は?」と聞かれたAさんが「息子名義の定期はあるが、私は下ろすことができない」と答えると、「統一教会の男性に委任状を書いてもらえばいい」と指示された。
「私は、息子のお金に無断で手をつけたことで息子には本当に申し訳ないことをしたと思っています。脱会後、息子には正直に話し謝りました。統一教会が平成21年(2009年)に公表したコンプライアンス宣言は名ばかりだと思います」(Aさん)
2000万円以上の献金のうち182万円は、教団側が委任状を偽造し、息子の定期預金をAさんに下ろさせたもの。立憲の山井和則衆院議員は「私は30人の被害者にお目にかかっていますけれど、残念ながら、こういうケースはまれではないんです」と明かした。
鈴木氏は「統一教会はこれから信者にする人の貯蓄、家族関係、家屋、資産、本人だけではなくて(家族の)すべてを調べ上げるんですね。コンプライアンス(宣言)後の事例なんですけど、信者の方たちに『(同教団の)コンプライアンス宣言、知っている』と聞いても『なんですか、それ』って言うんです。まったく浸透していないし、形だけの欺瞞的なもの。(Aさんの事例は)息子さんの署名を偽造する非常に悪質な事例なんで、これが組織的に行われていたということは、解散命令請求にかなり影響が出るのではないかと思います」と語った。
一方、文化庁の担当者は旧統一教会の解散命令請求の時期について「現在、法律の規定をクリアすべく最終の努力をしています。最終的な時期には(コメントを)差し控えたい」とした。
統一教会(世界平和家庭連合)HPより
世界平和統一家庭連合 広報局
NHKにて9月23日放送予定の「レギュラー番組への道『危険なささやき』」は、NHKホームページ上の番組情報によると、当法人を名指ししたうえで当法人が詐欺行為によって信徒を入信させ、信徒たちの人生を狂わせているかのように決めつけた内容となっています。このような一方的な主張は、当法人に対する誹謗中傷であり、当法人の信徒に対する明らかな侮辱です。これに対し、同番組の放送中止と謝罪を要求する文章をNHKに送付いたしました。以下に全文を掲載いたします。
2023年9月21日
日本放送協会 御中
世界平和統一家庭連合 広報局
NHK「レギュラー番組への道『危険なささやき』」への
抗議・放送中止要求
9月23日放送予定のNHK「レギュラー番組への道『危険なささやき』」は、現在NHKのホームページに番組情報が掲示されています。それによると、「年間4万件以上もの詐欺事件が発生する」「ダマす言葉とダマされる心理の謎を、実録・舞台劇と心理学分析から解き明かす」「旧統一教会・元信者はなぜ自ら入信し、率先して教団の資金集めに関わったのか?」「人生を狂わされた被害者」などと述べ、当法人を名指ししたうえで、当法人が詐欺行為によって信徒を入信させ、信徒たちの人生を狂わせているかのように決めつけています。このような一方的な主張は、当法人に対する誹謗中傷であり、当法人の信徒に対する明らかな侮辱です。
当法人においては、全国津々浦々で多くの信徒がふつうに社会生活を送りながら静かに信仰生活を送っています。しかしながら、仮に同番組が放送されるならば、信徒たちの心情が踏みにじられ、深く心に傷を負うことになります。そればかりではなく、昨夏から始まった当法人に対する「宗教ヘイト」(特定の宗教に対する差別的取扱い等を扇動する宗教的憎悪の唱道)をますます助長する結果となり、当法人ないし当法人の一般信徒が何らかの危害を加えられることになるのではないかと真剣に危惧するものです。公共の福祉と文化の向上に寄与することを標榜する公共放送において、このように一宗教法人を標的にし、一方的に断罪するような番組を放送することなど常軌を逸しており、放送倫理上も重大な問題があると言えます。
また、同番組はホームページ上で数日前まで「悪魔のささやき」という番組名でしたが、最近になって「危険なささやき」という番組名に変更しています。既に「悪魔のささやき」の番組名で複数の著名人が同番組を紹介して拡散しており、既に当法人の名誉を著しく毀損する結果となっています。
以上の理由より、当法人はNHKに対し、同番組の放送を中止するとともに、当法人の名誉を棄損したことに対し、謝罪することを強く要求します。
以上
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が、NHKに対し、教団の信者勧誘の手口などを扱った番組「危険なささやき」の放送中止と謝罪を求めて抗議した。NHKは教団側が問題視した番組のタイトルを一部変更し、予定通り放送した。教団が放送前の番組に中止を要求したのは異例で、識者はメディア側の萎縮を狙った可能性を指摘する。
この番組は23日深夜に放送された。元信者の女性が教団に勝訴した裁判資料をもとに、過去に行われた教団名を伏せた信者の勧誘や、慈善活動を装った訪問販売の手口などを再現ドラマで伝えた。
当初、番組はNHKのホームページ(HP)で「悪魔のささやき」のタイトルで紹介されていた。教団は21日付でNHKへの抗議文をHPに公表。この時点で番組のタイトルは「危険なささやき」に変更されていたが、教団は抗議文に「既に『悪魔のささやき』の番組名で複数の著名人が同番組を紹介して拡散しており、既に当法人の名誉を著しく毀損(きそん)する結果となっている」と記した。
さらに抗議文ではHPに当初書かれていた「人生を狂わされた被害者」(現在は削除)などの表現について、「当法人が詐欺行為によって信徒を入信させ、信徒たちの人生を狂わせているかのように決めつけている」「明らかな侮辱だ」などとして、放送中止と謝罪を求めた。
「X(ツイッター)」では、教団が抗議する前に現役信者とみられるアカウントが「NHKに号泣しながら抗議の電話をした」と書き込んでいた。一方、教団が抗議したことで元信者らが番組視聴を呼びかける投稿を拡散し、番組の注目度は高まった。
NHK広報局は毎日新聞の取材に対し、番組について「なぜ人は違法な勧誘に心を奪われるのか、危険なささやきに冷静さを失うのか、その時の心のメカニズムを実際のある裁判の記録を元に再現劇と心理学分析から解き明かそうとするものです」と説明。
番組タイトル変更の経緯に関しては「総合的な判断から放送前に変更となることがあります」とコメントした。
教団の問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏は「番組は裁判資料からファクトを拾い、教団側が放送中止を求めるような内容ではありません。教団の抗議活動は解散命令請求が取り沙汰されるようになってから一層激しくなっており、今回の動きもメディア側に『この団体は面倒くさいから触らないでおこう』と思わせる狙いがあったのでしょう」と話した。【田中裕之】
NHKメディア総局長 旧統一教会から抗議受けた「危険なささやき」 タイトル変更は「総合的な判断」
NHKの山名啓雄メディア総局長の定例記者会見が27日、東京・渋谷の同局で行われ、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)による教団の信者勧誘の手口などを扱った番組「レギュラー番組への道『危険なささやき』」について抗議があったことについて、担当者が言及した。
教団側が問題視した番組のタイトルを一部変更したのかとの質問に「総合的な判断から変更することはあります。抗議があったから変更したというものではありません」と説明。教団による抗議文については21日にNHK側にファクスで届いたとした。
抗議文について「現時点では回答していない」とも明かした。
元信者の女性が教団側と裁判で戦い、勝訴した記録と証言をもとに、心の動きや葛藤を再現ドラマで伝えたもの。番組は当初「悪魔のささやき」のタイトルで、番組サイトなどで告知していた。23日午後11時半からNHK総合で放送され、NHKプラスでも配信されている。
教団は21日付で抗議文を公式サイトに掲載。番組の内容は「当法人に対する誹謗中傷であり、当法人の信徒に対する明らかな侮辱」となど記載。「悪魔のささやき」から「危険なささやき」に数日前にタイトルが変更になったことを指摘し、「既に『悪魔のささやき』の番組名で複数の著名人が同番組を紹介して拡散しており、既に当法人の名誉を著しく毀損する結果となっています」と記した。「当法人はNHKに対し、同番組の放送を中止するとともに、当法人の名誉を棄損したことに対し、謝罪することを強く要求します」としていた。
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この日本という国は相当気持ち悪い国になっていて、そうさせているのは自民党なんかに投票する一部の国民のせいですね。
もちろん、これまでも同様の証言や証拠はあったのでしょうが、キハラ事件のようにもみ消されてきたのでしょう。
報道では「旧統一教会の悪質な献金の手口」と、マスコミの統一教会への忖度が見受けられますが、「犯罪の手口」とはっきり言うべきでしょう。
統一教会にとっては、委任状の偽造なんて日常的手口。
戸籍謄本や原戸籍の不正取得も朝飯前。その資料に基づいて「あなたのご先祖に若くして亡くなられた方がいる。その霊を鎮めるために献金しなさい。献金しなければ、その霊はさまよい続けあなたとあなたの子孫が不幸になる。」等々の虚言・脅迫で多額の金品をむしり取る。統一教会の常套手段ですね。この場合、献金額は資産調査によって統一教会側が指定しているはず。
これこそ、特殊詐欺。
犯罪組織統一教会は壊滅させなければいけません。