NHKの籾井勝人会長は2015年12月3日の定例会見で、報道番組「クローズアップ現代」のやらせ疑惑をめぐりNHKを事情聴取した自民党などを放送倫理・番組向上機構(BPO)が「圧力」と批判したことについて、
「コメントは差し控えたい」
としながらも
「圧力と捉えるのは考えすぎだ」
との見解を示しました。
全く差し控えてない!
当事者のNHKが頑張るどころか、BPOの足を引っ張るようなことをしてどうする。
放送法に関する最高裁判決と通説の通りだ→BPO委員長、首相らの批判に反論 政治介入に「NO」。
BPOが自民党に「放送の自由と自律に対する政権党による圧力そのものであるから、厳しく非難されるべき」
テレビ朝日とNHKは報道機関である以上、自民党の事情聴取には応じるべきでない。他のマスコミは援護を!
あなたは安倍首相のお友達としてNHKに送り込まれた人なんだから、自民党が何をやろうが圧力と感じないでしょう。
けれども、政権与党がテレビ局の幹部を特定の番組に関して呼びつけること自体が許されない、ってBPOは言ってるの!
せっかくの勇気ある意見書に水を差すな!差し控えろ!
あらためて見ると、本当にひどかった籾井会長の就任会見。
この時点で辞めさせておかないといけなかった。
籾井新NHK会長が就任会見で「従軍慰安婦はどこの国にもあった」と暴言
籾井会長はコメントを差し控えるどころか
「自民党の聴取は(NHK調査委員会の)中間報告ができたので説明に行っただけ。そこで番組についてプレッシャーを受けたわけではない」
と主張し、その上で
「われわれは不偏不党でやっていますから、自民党であろうが他党であろうが説明に来いと言われたら行く。ただ『この番組はどうだ』と(注文を)言われたら、それは聞けませんということでやっています」
と言いたい放題です。
NHKの現場で頑張っているスタッフは、籾井会長に、「われわれは」と言われる時点で不快でしょうね。
それに、安倍首相の都合の悪い部分は見せずに、編集でつなぎあわせるNHKのニュース番組は、とても不偏不党とは言えないと評判でした。
政府が右と言ったら左と言えないというこの人の公正中立、不偏不党って、どういう立場のことを言っているのか。
籾井会長はクローズアップ現代について、やらせ疑惑で「番組に重大な放送倫理違反があった」とBPOから指摘されたことについては「大変重く受け止めている。事実に基づく正確な報道、再発防止策を着実に推進したい」と語ったんだそうです。
しかし、この番組は今やNHKの良心とも言える番組。
籾井会長がこの件だけで、まさかクロ現を打ち切りにするなんていう対処をしないかどうか、監視しないといけません。
NHKはなぜ、反知性主義に乗っ取られたのか | |
上村 達男 (著) | |
東洋経済新報社 |
NHK前経営委員による最新刊。
「籾井会長は経営委員会が指名したのですから、私にも経営委員の一人としての責任があることは間違いありません。(中略)本書のような書物を出版することで、問題のありかをすべてさらけ出し、NHKの今後のあり方を検討するための素材を提供することこそが、私にできる責任の取り方と考えるほかはありませんでした。」
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籾井勝人NHK会長、百田尚樹、長谷川三千子両NHK経営委員の辞任・罷免を求める署名運動
組織のトップが組織のガン、というこの不幸。
まして、それが我が国唯一の公共放送だというのだから!
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毎日新聞 2015年12月04日 東京朝刊
NHKの籾井勝人(もみいかつと)会長は3日の定例記者会見で、「クローズアップ現代」のやらせ疑惑を巡り自民党が局幹部から事情聴取したことについて、「圧力と捉えるのは考えすぎだ」と述べた。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は11月6日、自民党の聴取を「政権党による圧力」と批判する意見書を出している。
籾井会長は意見書の指摘には「コメントを控える」としたうえで、「(クローズアップ現代の報道に関する)我々の中間報告書が出た時点の話だから、説明に行っただけ」と主張。さらに「自民であろうが野党であろうが、説明に来いと言われれば行くが、そこで『この番組はどうだ』と(内容について)言われても、我々は『聞けません』という話だ」と述べた。【丸山進】
2015.12.3 17:16 産経新聞
【NHK「クロ現」問題】
「プレッシャーは受けていない」 自民の聴取にNHK会長
NHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長は3日の定例記者会見で、報道番組「クローズアップ現代」のやらせ問題をめぐって自民党が4月にNHK幹部から事情を聴いたことについて、「NHKの中間報告を説明に行った。番組についてプレッシャーを受けたということはない。圧力ととらえるのは考え過ぎではないか」と述べ、政権与党による圧力には当たらないとの認識を示した。
籾井会長は「NHKは不偏不党。自民党であろうが野党であろうが、『説明に来い』と言われたら説明には行く。そこで『この番組はどうだ』と(注文を)言われたら、(NHKとしては)聴けません、という話だ」と説明した。
番組をめぐって、放送倫理・番組向上機構(BPO)が「重大な放送倫理違反」と指摘したことについて、籾井会長は「大変重く受け止めている。事実に基づく正確な放送を行うという原点を再確認して、再発防止を着実に実行し、信頼される番組作りに当たっていく」と強調した。
BPO意見書がNHKの「やらせ」の定義を「視聴者の感覚と距離がある」と指摘したことについては、「視聴者にいろんな疑問を持たれたこと自体が大変問題だった。『過剰な演出』であろうが『やらせ』であろうが、あってはいけない」と述べるにとどめた。
また、意見書が自民党の聴取や総務相の行政指導を問題視したことについては、「直接の当事者ではないので、コメントは差し控えたい」と明言を避けた。
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日本の大企業で出世する為には、どういう見識と行動が必要か、如実に見せてくれているという点で貴重ですよね。
こういう人材を世の中に送り出した、長年就職先人気ランキングの上位に名を連ねる超一流商社の社員は、こういう大先輩の「活躍」を見てどう思うのでしょうか。
私は、この科学者と同じく温暖化懐疑論者ですが、但し、政治的な見解は、同じではありません。 でも、NHKが嘘つき、と思っていることは同じです。 それに見合ったトップを据えた、と思えば宜しいのではないでしょうか。
ともあれ、NHKの嘘の一例をお聴きください。
日本の報道はダメになったのか? 完全なヤラセ番組でも批判はでない日本
2015年11月27日 武田邦彦 (中部大学)
http://takedanet.com/archives/1046135986.html
NHKには、一部には、良心的な方もおられるようですが、NHKの外交員は、テレビ・アンテナが無く、ケーブルテレビ局との契約も無い我が家に来て、契約しろ、と言われるのですから、呆れて物も言えません。
この呆けた局は、何でも英国BBCを目指していたらしいのですが、失笑してしまいます。 国際放送を聞けば笑いますよ。 昔のソ連並みの宣伝放送ですからね。
これが「不偏不党」であると本気で思っているのなら驚くしかありませんし、西側自由陣営の常識や価値観とはまるっきり反するものでしょうね。
確かに中国国営新華社通信は中国共産党政権が右と言うことを左とは絶対に言いませんし、北朝鮮のピョンヤン放送はキム王朝が右と言うことを絶対に左とは言いません。
NHK会長の理屈によるならば、新華社通信やピョンヤン放送は「不偏不党」であるということになりますが、世界中でそう思う人はモミー氏以外には誰もいないと思います。
こういう、政権に従順な放送をすることが「不偏不党」だという考え方は、まあ世界の常識からはかけ離れた特異なものだと思います。
第一次の際にマスコミにいじめられて「ぼくポンポン痛いからおうち帰る!」とばかりに政権を投げ出すことになったのが腹に据えかねているのでしょうか、記者連中を調教するかのように記者会見を開いては、意に反する発言や突っ込んだ質問をしないように監視し、気に入らない局や出版社には質問の機会すらも与えずに干す……そんな態度が随所に見えているのが不快感をさらに増す要因になっているのですが、本来ならば権力の監視を担うはずの公共放送が、トップダウンで権力の濫用の片棒を担いでいる、ということの異様さを、籾井氏は果たして理解出来るのでしょうか?
……まぁ、ハイヤー云々で既にお察しですが。
報道を宣伝か社内向通達としか考えてない(しかもワンマン社長)
どうせ枕営業か裏口入学でしょ?こんな無能がなれるならそこの副社長はよっぽど暇なんですよ。
ものが有ります。 『【国際放送】について、政府が右と言うことを左と言うわけには
いかない』というNHKの籾井勝人会長の発言から、何時の間にか、【国際放送】という最
重要単語をしれっと、外して、『政府が右と言ったら左と言えない。』との言葉を連呼して
拡散すると云う、非常に悪質なプロパガンダ戦を、我が国の恥ずかしいマスコミが行って
いますが、宮武様がこの絡繰りに気付かないで、マスコミの悪事に荷担しているのなら、
まだ救いがあるのですが、気付いていて、自分の御意志でやっているとしたら、 「何を
か言わん哉」 です。 その悪質性に身も凍える程です。 この絡繰りが見抜け
ないと言うなら、もうマスコミを、無垢な赤ん坊がその母親に対する様に、信頼するのは
止めましょう。 【国際放送】の一言が有るか無いかで、文意がまるで、それこそ
百八十度違います。 では、 【国際放送】について、 【政府が右と言った
ら左と言ってみましょう】 先ず、 【領土問題】 我が国は今、対外的に3つの
領土問題を抱えています。 【ロシアに対して、北方領土は我が国の固有のものである
として、その領有権と返還を、主張しています。 韓国に対しても同様に、竹島の領有
権と返還を主張しています。 中国に対しては、尖閣諸島は我が国の固有の領土であり、
そもそも、日中間には、領土問題は存在しない】という立場です。 是を日本の公共
放送であるNHKが、政府と反対の立場(左の立場)で、全世界に向けて英語やその他の
あらゆる外国語で、発言・発信したら如何なるでしょうか。 【 「北方領土はロシア固有の領土であり、日本が言及すべきものでは無く, 況してや、返還など求めてはならぬ。」
是は堪りません。 韓国に付いても同様に「竹島は韓国固有の領土ゆえ返還請求
する権利は我が国には有りません。」 中国に付いては、尖閣諸島は中国固有の領土で
あるから、日本は直ちに尖閣諸島を中国に返還しなければなりません。 】 こんな事
が許されたら、日本にイチャモンを付けたり、実力行使で島々を奪われたら、日本の国土
は、波が海岸を少しづつ浸食して行く様に、段々領土は小さくなって、遂には、我々日本
人の安住する居場所はこの地球上に無くなってしまうかも知れません。 一歩引く事は百歩引く事であり、百歩引けば、万歩引かねばなりません。 日本人は国境紛争を、
あまり経験した事が無かったので、甘くなり勝ちです。 その甘さが滅亡への一里塚
なのです。 外・対外的には内・国内的とは違う基準で考えなければならないのです。
二重基準(ダブルスタンダード)を取らねばならないのは、我が日本が世界にも珍しい
独特の価値基準と長い歴史伝統を持っているからです。 『騙される方が悪いか、騙
す方が悪いかそれが、問題だ!』。 【南京事件(南京大虐殺と僭称されている)】
も【慰安婦問題(日本軍と日本政府による組織的かつ強制拉致と強制売春と捏造されて
いる)】も既に、誤った歴史的事実が全世界に拡散してしまっている現状に鑑み、官民一体
となって、日本人と日本国の名誉と尊厳を回復しなければならない時に、 『政府が
右と言ったら左と言えない』なんて暢気な事を言ってどうするものでしょうか。 本来
ならば、糾弾されるべきはマスコミなのに、我が国ではあべこべな事が多過ぎます。
正して行きましょう。 完
>日本の大企業で出世する為には、どういう見識と行動が必要か、如実に見せてくれているという点で貴重ですよね。
ウエには理非以前に犬のように忠実、シタ(組織だけじゃなく一般視聴者にも)には傲岸不遜、政治や社会について考え行動することを「ヒマ人のお遊び」と蔑む。
まさにそのとおりで、これほど戦後「企業文化」を体現している御仁も今どき珍しい。
関連事項をブログ「不公正な国家賠償訴訟」(http://www.blogmura.com/profile/00253914.html)で記載していますので、御覧下さい。