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NHKで時代劇♪ 『雲霧仁左衛門』

2024年12月02日 | レビュー
 NHKで『雲霧仁左衛門』を放送しています。池波正太郎が原作者だそうですね。『鬼平犯科帳』(中村吉右衛門主演)も大好きでしたけど。
 私がJapanese時代劇を好んで見るのは 珍しいです。高2の時だったかなあ? 夜遅い時間から『木枯し紋次郎』のドラマがテレビで放映されて、はまりました! 紋次郎のちょっとカッコ悪い田舎っぺなイメージはこれまでの刀使いの主役のイメージととは全く違って新鮮でしたし、話も上州の空っ風のようにカラカラ渇いている感じ。何より好きだったのは、主題歌ですかね。上條恒彦が歌う、時代劇の主題歌とはとても思えない歌詞とメロディーの 『だれかが風の中で』! 紋次郎を思い出す時、必ず彼の生い立ち……口減らしのために口に蒟蒻を入れられたのを、姉が助けてくれた逸話…をいつも切なく思い出す……。

 話を『雲霧仁左衛門』に戻すと、初めの場面で、(ん?今は違うかな?)天井から綱で逆さまに降りる手下が盗みを働く場面があるのですが、あれを見る度、「これって『ミッションインポッシブル』の真似?と思っちゃいますが、これはこれで池波さんの書いたやり口なのでしょう。

 私が今見ているのは、シリーズ6らしいですが、自分自身は2シリーズ目なのです。
 主役の中井貴一は活躍らしい活躍はしませんが、雲霧一党の絆が強くてびっくりします。中井演じるお頭に、みんな並々ならぬ恩義があるので、信頼が篤いのです。
 大抵は最後の、映画でいう所のエンドロールは見ないのですが、先日たまたま見ていたら【DAIGO】とあって、「え?DAIGOが出てたの?北川景子と結婚した、ウィッシュ(だっけ?)のDAIGO???」と巻き戻して見ても、画面では<通人の与之助>とだけ出ていて<雲霧一党>の文字がありません。通りすがりの役??? どれがDAIGOか分からずネット検索してやっと分かりましたし、よくよく見れば確かにDAIGOで他の俳優さんたちよりちょっぴりいい男っぽいです。でもやっぱりDAIGOには見えませんが……。今回のも、初めに登場した時の顔は彼とは全く気付かず(声も気づけない)今回は出演時間が長かったので、段々彼だと認知できたほど。

 三坪の伝次郎役: 近藤芳正はかなり重鎮らしい。手下ではNo1かな? 州走りの熊五郎: 手塚とおる――については、前回重要な役どころがあったのと、顔が個性的なので気になっていて、お名前を覚えました。
 火付盗賊改方では、安部式部: 國村隼(色んな役をされますね!)と山田藤兵衛: 村田雄浩(渡鬼で常連)。
 今回の被害者(?)側の女性主人が綺麗な方で、見たことあるんだけど思い出せなくて…。エンドロール(?)で 今津屋・おつる:原田美枝子と知りやっと思い出せました。原田さんは最近<プリオール♪>という資生堂のシニア女性向け化粧品CMに出てこなくなって、気になっていましたが、時代劇の役、すっごく似合ってて素敵!
 さらに今シリーズでの最大の悪役と思われる 京都所司代・蒼井守膳正: 八嶋智人に至っては、あちこちで目にしているし、NHKの健康番組(CHOICE?)でちょくちょく見かけているのに、初めは彼だと気づけませんでした。役者さんてやっぱりすごいですね!
 おつるの亡くなった夫が、今津屋・徳兵衛:谷田歩なのですが、なんと! 彼も実はその昔、雲霧一党でした。おつるに惚れて、堅気になりたいとお頭に相談すると、お頭は彼を信じ一党を離れる事を了承しました――でもおつる達、今津屋の人々も誰も彼の過去は知りません。これはびっくりな話でしたね。

 泥棒の方法はある意味荒唐無稽ではありますが(稚拙な感じ?)、それがJapanese時代劇らしさですかね? 毎回、どうやって盗むんだろうって思うし、今回こそつかまっちゃうんじゃないかとハラハラしますが、痛快に! ちょっぴり忍者っぽい演出で仁左衛門は最後に姿をくらましますが。


 その前の前に見ていたシリーズ5…大奥が舞台の時は、大奥総取締・滝山:ともさかりえに信頼される(実は雲霧の手下の)紗江:秋元才加、滝山の生き別れていた弟、山川:早乙女太一の話だったが、最後、紗江は、出家した滝山に仕えたいとお頭に相談し了承され、滝山のもとへ。
 そういう逸話や、手下の中でも犠牲になって亡くなった人もいて、決してハッピーエンドだけではない深い話もあって惹きこまれるのです。

 この紗江役の秋元才加は、その少し前に午後のロードショー『山猫』(アメリカ映画)を見ていた時に名前があって覚えていました。アクションものだったので、日本の現代女性でもこんな激しいアクションが出来る人がいるんだなと思っていたら、元AKB48の子なんですね。お母さんがフィリピン人とWikiにありましたが、確かにお顔のイメージはありますね。英語が得意だけれど、タガログ語は苦手とありました。ハリウッド映画に出演できたのも英語ができるからでしょうね。
 『山猫』というタイトルだけ覚えていて、アランドロンの『山猫』を見たことがあるので、フランス映画とばかり思っていましたが、Wikiでアメリカ映画と知りました💦

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