両論あって然り

歴代最多優勝回数を誇る大相撲の横綱が

試合のジャッジに苦言を申したとのこと。

業界団体の事務局である協会には

クレーム電話が頻繁との報道も。

一方であるＳＮＳ上では

横綱を擁護する意見の書き込みも

複数に上るとか。


そして今朝の報道では

試合のジャッジメントを取り仕切る部署が

当の本人を呼び出して直接指導する意向の動き有、

とのこと。


まぁ、

スポーツの世界では

レフェリーのジャッジは素直に受け入れてこそ

潔しとして評価される傾向にあり、

基本、そうする前提がある方が

ゲームが成り立ちやすい。

ルールブックを熟知したレフェリーのジャッジは

基準そのものだということだろう。


だからこそ公然と発する苦言に

お怒りが出ることはセオリー通り。


で、ここでネタにしたのは

一方向の動きのみしか報道されない違和感から。

よく 賛否両論と申しますが

いろんな考えがあっただろうに

それが伝えられないだけなのか、

一つの考えしか存在しなかったのか、

その辺も知らせてほしかったですな。


報道を見る限り、

ジャッジの責任を負う部署を構成するのは

その道の実務経験者ばかり。

多様な意見を受け入れる風土があれば

それはそれでいいんだけど、

一方向に流れやすい体質がなければよいのですが。

少なくともお怒りの“基準”が不明確極まりない。


身近なところでも気に掛けておきたいもんだ。