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高橋三千綱『九月の空』1978・河出書房新社-剣道に生きる高校男子を爽やかに描く

2024年11月27日 | 小説を読む

 2024年11月のブログです

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 高橋三千綱さんの『九月の空』(1978・河出書房新社)を読む。

 上の孫娘が中学校の部活で剣道をやっていて、何か参考になる小説はないかな?と考えていると、高橋さんの『九月の空』を思い出した。

 確か、高校男子が主人公の小説だったな、中学女子の孫娘にお薦めしても大丈夫かな?とチェックをしながら(?)読む。

 高校の剣道部で、ひたすら練習に励む主人公を描いていて、爽やかでいい小説だ。

 ただ、高校男子が主人公だけに、当然(?)、性のテーマも出てくる。

 それほど過激な描写はないが、やはり中学女子には少し早いか?と過保護なじーじ(?)はやや心配になり、お薦めは高校進学後にしようと決断する(?)。

 それにしても、おとなが読むには、とても素敵で爽やかな小説だ。

 高校男子の迷いや戸惑いなどがとてもよく描けていると思う。

 こんな時代があったよな、とおくてだった(?)じーじでも思う。

 男女交際の場面など、とても初々しくて、よい。

 さすが芥川賞受賞作品だ。

 孫娘が高校に入ったら、それとなくその辺に置いておいて、読んでもらえたらいいなあ、と思ったりしているじーじである。      (2024.11 記)

 


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