月に一度は、映画館で新作観賞を。2025
年2月は、「セプテンバー5」(ドイツ・ア
メリカ)
1972年ドイツはミュンヘンオリンピック
で起きたテロ事件の行方を、リアルタイムで
報道したテレビクルーたちを描く。
事件自体は現実に起きたことであり、当時の
映像も使ったノンフィクションベースとなっ
ている。
作品の9割は報道の制作室を舞台としており、
そこから手に入る情報のみで展開することを
徹底する。
猶予のない中で判断を下すチーフ格?の視点
でストーリーが展開されるが、主要スタッフ
の群像の印象が残る。
本作では、事件のあった1日を94分という
時間でまとめ、冗長な、無駄なシーンなくエ
ンディングに至る。
上映時間を延ばし、事件の現場に近いシーン
をつくりカットインして、意図的に緊張させ
ることもできたとは思う。
そうしなかったのは正解だろうし、ゆえに、
観る側はよりクルーたちにのみ集中して、作
年2月は、「セプテンバー5」(ドイツ・ア
メリカ)
1972年ドイツはミュンヘンオリンピック
で起きたテロ事件の行方を、リアルタイムで
報道したテレビクルーたちを描く。
事件自体は現実に起きたことであり、当時の
映像も使ったノンフィクションベースとなっ
ている。
作品の9割は報道の制作室を舞台としており、
そこから手に入る情報のみで展開することを
徹底する。
猶予のない中で判断を下すチーフ格?の視点
でストーリーが展開されるが、主要スタッフ
の群像の印象が残る。
本作では、事件のあった1日を94分という
時間でまとめ、冗長な、無駄なシーンなくエ
ンディングに至る。
上映時間を延ばし、事件の現場に近いシーン
をつくりカットインして、意図的に緊張させ
ることもできたとは思う。
そうしなかったのは正解だろうし、ゆえに、
観る側はよりクルーたちにのみ集中して、作
品に没頭することになる。
そして、事件からも、時代からも、本作に何
を見るかは、人によって様々だろう。
自分は映画というコンテンツとして見るが、
一つの映画作品という意味では、よくできた
よい作品だと思う。
俳優たちはみな問題なく1972年のドイツ
を生きているし、コンセプトにあわせて、醒
めてしまうような過剰な演出もない。
間違いなく、今の日本映画には作ることので
きない作品であり、そうした意味でも自分た
ちは観る価値がある。
とはいえ、カジュアルに映画を楽しみたい人
が映画館で選ぶ作品でもないし、結局はそれ
なりに映画を観る人向けなのだろうか。
ノンフィクション系は、ツキイチ映画館でも
年1、2回観ている印象だが、ここ最近では
上位の出来。
時間が空いたから何か観ようかなともなれば、
損はしない。
そして、事件からも、時代からも、本作に何
を見るかは、人によって様々だろう。
自分は映画というコンテンツとして見るが、
一つの映画作品という意味では、よくできた
よい作品だと思う。
俳優たちはみな問題なく1972年のドイツ
を生きているし、コンセプトにあわせて、醒
めてしまうような過剰な演出もない。
間違いなく、今の日本映画には作ることので
きない作品であり、そうした意味でも自分た
ちは観る価値がある。
とはいえ、カジュアルに映画を楽しみたい人
が映画館で選ぶ作品でもないし、結局はそれ
なりに映画を観る人向けなのだろうか。
ノンフィクション系は、ツキイチ映画館でも
年1、2回観ている印象だが、ここ最近では
上位の出来。
時間が空いたから何か観ようかなともなれば、
損はしない。
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