外国人監督・・・の負けない方程式

原則的には、野球の試合は、必ず勝ちと負けが存在するものです。

そのことを念頭に入れ、ＡとＢの２つのチームが試合をすると仮定し、そのチームの内容を次のように分類したとします。

Ａが「勝つチーム」
Ｂが「負けないチーム」　

さて、どちらが理想とするチームだと思いますか？

「勝つチーム」ということは、裏を返せば「負ける」こともあるという意味を持っており「勝つ時」もあれば「負ける時」もあるということを含んでいます。

　一方

「負けないチーム」ということは「勝てないかもしれない」けれど、その代わりに「負けも無い」といいう意味を持ちます。従って、粘り強く、復讐の時を待ち、その強い気持ちを抱き続けることによって「勝てる時期」を迎えることが可能となることをも意味しているのです。

「負けないチーム」は「勝つチーム」より強さに勝る

大切なのは「負けた」後なのです。

その負けに対しての悔しい気持ちを、修復やケジメに繋げるエネルギーに変えなければ、リベンジへのチャンスは巡ってきません。

以上は野球について述べた話ですが、人生でも同じことが言えるでしょう。

その時、その場面では、諸々の状況や要因によって勝つことは出来なかったけれども、決して「負けてはいない」という気持ちを自己の中で抱き続け、「勝てなかった」要因を追求し補足・習得しながら前向きな姿勢を保ち続けることが重要なのです。

そして、その姿勢が起死回生のリベンジへと押し上げる運気を導きます。



何年かかるかもしれないし・・・
何十年かかるかもしれない・・・
しかし、抱き続けることによって、その時は必ずやってきます。

以前は「勝てなかった」
その時は「勝つことができなかった」

でも

「負けたのではない」
「まだ、負けてはいない」と言う気持ちを抱き続けることによって

「まだ勝てなかっただけ」
「まだ勝っていないだけ」と意識することは誰にでも出来きます。

そして誰もが「勝てる」のです。

個々によって、その内容たる物の大小は関係無ありません。
人それぞれの人生の中に委ねるものでもあります。

大切なのは自分自身で納得の行く「ケジメ」と認められるかどうかです。

http://news.nna.jp/free/interview/kono/kono317.html
2009年、ＮＮＮアジア経済情報搭載インタビュー、インドネシア代表監督　野中寿人
「監督として日本に凱旋「負けではなく『まだ勝てない』だけだった」



（　外国人監督の居場所の方程式に続く）