眺める空に描くもの

高齢者女子のおひとりさま暮らしノート

年賀状の準備 夕日を拝む人はない(串木野さのさ)

2024-12-08 18:40:09 | 日々の雑記帳
今日の空。
朝から小雨で雲が桜島を覆う日の出時間。
それでも、雲がない場所には青空も見えていて、
しばらくすると、今朝も雲が切れて太陽が顔を出してくれました。






今年は年賀状を出すのはどうしようかと迷っていました。
年賀状でご挨拶するのは好きな方ですが、病を得て、休職して働かず、
ひそかに暮らす日々に輝かしい新年をお祝いする晴れやかさはなく、
寒中見舞いにしようかと、思ってみたり。
「早くしないと」と思うのに、ぐずぐずしてしまっていました。

もうひとつの理由としては、義姉のお母様や叔父などが亡くなって、
さらに友人のお母さまなど、喪中はがきが10件ほど届いているので、
そういう意味でも寒中見舞いが必要かなあと。



年賀状自体は母の介護中に、かなりの枚数を減らしました。
ピーク時は200~300枚くらいは出していたと思います。
仕事関係などでのお付き合いが幅広かったので、相応に出さないと
いけなかったのですが、母の介護で心身ともに疲弊して、今と
同様に、人とのお付き合いがほとんどできない暮らしだったので、
何だか、「終活」したくなってしまったのでした。

年々、タイトにしてしまって、枚数自体はとても少ないものの、
必ず、くださる方がいらっしゃるので、やはり必要かなと、ようやく、
重い腰を上げて注文。といっても、実はネット注文してしまうので、
時間はかかりません。いつもは近況を書くのですが、それは中止。
なので、20分ほどで注文して、2日で到着。早い。



印刷面はお見せできませんが(お送りする先の方が見たらつまらない
と思いますので)、こちらに注文すると、年賀はがきを買う
必要もなく、きれいに印刷してくれるので、本当に便利なのです。
登録している名簿で宛名も印刷してくださいます。

以前は自宅プリンターで印刷をし、その前はプリントごっこで印刷し、
全部を手描きの絵にしてみたりと、工夫していたので、「毎年、楽しみ」と
言っていただいていましたが、高齢化&年末年始も仕事になってからは、
「あたし、生きてるだけで精一杯なの」が口癖(笑)
「会社を休まず来てるだけでえらいよねー」という高齢者女子(笑)だった
ので、ネット注文で楽しても「よかろう」という気分に。

いやもう、ほんとにこんなに楽なことはありません。
金曜日に注文して、今日はもう自宅ポストにイン。なんだかひと安心。
年賀はがきも年末のひと仕事。
喪中はがきの返礼に寒中見舞いも別にお願いしておこうかな。

それにしても、やはり年賀はがき料金が値上がりしたので(63円→85円)、
年賀状は益々、需要が少なくなる気配ですね。
2025年は、25.7%少ない10億7千万枚の発行で、14年連続の減少。
減り幅は過去最高となっているそうです。
日本人の年始の習慣が廃れそうなのは、やはり、とても気になってしまい
ますが、それでも10億枚というのは、まだ、大事にしている方も多いとも
言えそうですね。

今日のひる空。朝は雨で曇っていましたが、
すっきりと晴れました。青空に月も。


仕事をせずに家にいるので、片づけをしなくちゃと思うのですが、
やはり、何といっても体力が削られていて、身体が思うように
動きません。毎日、あっと言う間に夕方になってしまいます。

今日のゆう空。


日没後の夕焼け空を眺めていると、「串木野さのさ節」という鹿児島の
民謡を思い出します。先日、ご紹介したように、鹿児島県の長い海岸線の
サンセットラインに位置する串木野に伝わる民謡で、その歌詞がとても
心に染みてしまいます。

落ちぶれて袖に涙のかかるとき 人の心の奥ぞ知る 
朝日を拝む人あれど 夕日を拝む人はない

NHKのアーカイブスから
・・・・・・・・・・・・・・・・
薩摩半島の北西端、東シナ海に面した串木野港(串木野市)で、漁師が
酒席でうたってきたのがこの「串木野さのさ節」です。 
収録/昭和38年

【歌詞】
ハー百万の敵に卑怯は取らねども 串木野港を出る時は 
思わず知らずの感激に さすがの私もついほろりサノサ

落ちぶれて袖に涙のかかるとき 人の心の奥ぞ知る 
朝日を拝む人あれど 夕日を拝む人はない

吉野山姨捨山か田毎の月も 月花なければただの山 支
那の李鴻章豊臣も 天下を取らなきゃただの人
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
NHKで収録された歌はこちらからどうぞ。

歌詞がちょっと違うこちらもあります。

今の私は夕日も拝みたい日々。
今日も一日、みなさま、おつかれさまでした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿