門松🎍にみる、信玄公vs家康公

2023-01-03 11:54:18 | 紹介
2023年が明けました。
お正月は、どのようにお過ごしでしょうか。
今年は久しぶりにふるさとで年越しをされて
帰省される方も多かったと思います。
カレンダー通りですと、短いお正月ですので、
各地でUターンラッシュが発生し、渋滞もあると思います。
くれぐれもお気をつけてお帰りください。
当館は、火曜日休館ですが、今年は3日(火)が三ヶ日の開館に当たりましたので、
振替で4日(水)が休館となります。
よろしくお願いいたします。

さて、信玄ミュージアムは、武田神社の目の前。
朝から、ご参拝の列が絶えませんが、
列を並ぶ皆さまの前後は、自然にスペースがあり、
こんなに人がいるのにとても静か。
感染対策がすっかり生活の一部です。
武田通りからみる武田神社

いわゆる伝統が特別なものになっている昨今ですが、
それでも、年末年始のさまざまな習慣が、地域や家庭で受け継がれています。
初詣はもちろんですが、お正月飾りもそのひとつ。
そして、今年も当館敷地内の蕎麦・カフェ「由布姫」入口に、武田流門松が立ちました。

こちらが、武田流門松
その特徴は、竹の先端が平らで、松の位置が低いこと。
ものによっては、わら縄の化粧巻きが、武田家の家紋「武田菱」になっているそうです。

でも、門松の竹といえば、その多くが、スパっと斜め切り。
対して、武田流の竹の先は、どうして平ら!?

・・・先日のブログで、武田vs徳川の三方ヶ原の戦いをご紹介しましたが、
その後日談が、門松の竹の先端の由来を教えてくれています。
それによると、信玄公に大敗した家康公が、自らの刀で「竹」をスパっと斜め切り、
それを立てて、自らへの戒め、励みにしたとか。
この「竹」とは、もちろん武田信玄公の首を見立てたもの。
それが、どういう経緯か、家康公のもともとの姓「松平」の「松」で、
「竹」をぐるっと取り囲んだ門松が作られるように。
ちなみに、武田流の門松では、その「松」を低い位置に置くことで対抗!
もちろん、「竹」の先端も平らです。

三方ヶ原の戦いは、確かに旧暦12月22日で、
斜め切りされた竹が門松に・・・という流れはなくもない話?

真偽やいかに?

・・・
本日、お正月三が日の最終日。
武田神社は、初詣に多くの方がいらしてます。
天気もよく、これぞ初詣日和🌄
富士山もよく見えます🗻

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