本日23日は勤労感謝の日で祝日。
そして、24日を挟んで土日ということで、中には4連休でお休みを満喫される
方もいらっしゃるのではないでしょうか?
甲府盆地はこのところ冷え込みが厳しくなりましたが、日中は穏やかな晴天で
お出かけには最適です。
信玄ミュージアムの屋根越しに見える富士山も真っ白です。
そして、ご報告が遅くなりましたが、22日(水)から信玄公没後450年企画展のラスト
テーマ3「旧武田家臣団と徳川家康」が始まりました。
信玄公が身分や出自にとらわれず、有能な家臣を育成し、譜代の名家に入れるなどして
重用したことで武田家の領土は拡大し、その軍団は他国から恐れられました。
しかし、信玄公が抜擢した武田四天王とも言われる山県昌景や馬場信春、内藤昌秀らが
長篠で戦死すると、武田家は急速に力を失いました。
その後、武田家臣団は代替わりをしながら次の世代へと引き継がれましたが、
織田・徳川の勢力は武田を上回り、ついに武田家は滅亡。
本能寺の変で織田信長が討たれると、無主空白地となった旧武田領の争奪戦が始まりましたが、
最後に勝者となったのは、旧武田家臣の多くを帰属させた徳川家康でした。
秀吉との戦いの中で重臣の石川数正が出奔すると、家康は軍制を武田流に変えたと言われ、
幕政においても武田家が用いていた制度や技術を活用しました。
その意味では、信玄公以来の武田家の遺産の恩恵を最も受けたのは、家康だったかもしれません。
今回の企画展では、ちょうど大河ドラマの終盤ともリンクして、旧武田家臣団と徳川家康
との関係に焦点をあてた展示としました。
展示では家康に臣従した者が多数派を占める中、反徳川として名を上げた真田家も
取り上げています。
どんな内容になっているか、ぜひご見学の上、お楽しみください。
ちなみに、一つ前のテーマで展示していました甲斐善光寺蔵の川中島で武田軍が
使用したと伝わる陣太鼓も27日(月)まで延長して展示していますので、お見逃しに
なった方はどうぞご覧下さい。
甲府を訪れた際は、信玄公ゆかりの甲斐善光寺様にもどうぞお越し下さいませ。
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