Renaissancejapan

哲学と宗教、財閥、国際政治、金融、科学技術、心霊現象など幅広いジャンルについて投稿しています

ウクライナ、南部ザポロジエ州で一部前進 米研究所分析

2023-08-17 22:00:09 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢


ロシア軍を攻撃するウクライナの多連装ロケットシステム(11日、ドネツク州)=ロイター

 

米シンクタンク、戦争研究所(ISW)は16日、反転攻勢を続けるウクライナ軍が同国南部ザポロジエ州で一部前進したとの分析を公表した。交通の要衝であるトクマクへの途上にあるロボティネ近郊でロシア軍と激しい攻防があり、ウクライナ軍が前進した可能性が高いという。

ISWはウクライナ軍がロボティネの東部で優勢となり、周辺地域でもロシア軍への圧力を強めていると指摘した。ウクライナ軍はロシアが敷設した地雷原を除去し、戦車や戦闘車両が移動しやすくなっているという。

一方、ロシア国防省は通信アプリ「テレグラム」において、ロボティネ周辺でのウクライナ軍の攻撃を2回にわたり撃退したと投稿し、ウクライナの前進を否定した。

ウクライナ軍は16日、ザポロジエ州との境界に近い東部ドネツク州のウロジャイネを奪還した。参謀本部は17日、同国軍がウロジャイネの南方にさらに進軍し、陣地を構築していると明らかにした。

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は17日、ウクライナは時間をかけながらも、確実に領土を奪還しているとの見方を示した。

ウクライナ軍はアゾフ海に近い拠点都市メリトポリに向け、中継拠点となるトクマクの攻略を目指している。ただ、ロシア側はウクライナ側の攻撃に備え、塹壕(ざんごう)や地雷埋設など一帯の要塞化を進めており、ウクライナの前進は当初想定よりも遅れている。

東部ハリコフ州ではロシアが戦力を追加投入し、激しい攻勢に出ている。ウクライナ軍のシルスキー陸軍司令官は16日、同州のクピャンスクを巡る攻防について「戦況は厳しさを増している」と述べた。クピャンスクはウクライナ侵攻直後にロシアが占領し、2022年9月にウクライナが奪還した。

 

 

日経記事 2023.08.17より引用

 

 

 

 


もし日本が戦争をしなかったら世界はどうなるのか?

2023-08-17 16:19:49 | 安全保障、戦争・軍事・テロ・ハニトラ・スパイ・犯罪・詐欺

 

もし日本が戦争をしなかったら世界はどうなるのか?
https://www.youtube.com/watch?v=05dJjGRbW9I

 

 

なかなか秀逸な動画ですが、もう少し情報を補足

江戸時代に世界覇権は大英帝国vsロシア帝国。 阿片戦争で清(中国)から奪えるものはすべて奪った大英帝国の次のターゲットは日本。 

尊王攘夷の長州を金と女でたらしこみ、徳川と戦わせ、内乱を起こさせました(戊辰戦争)、そして本来明治天皇となるはずの孝明天皇とその長男・睦仁親王を長州は暗殺。 明治政府が誕生(明治維新)。


最大の謎にして最大の禁忌! 明治天皇すり替え説https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/58a1a6ea2910bb84eea1f22bc1edbc38

 


一方のロシア帝国は国会のクリミア半島に侵攻するも、オスマントルコ、大英帝国、フランスが迎え撃ち、被害は互角でしたが、せいほゥ進出をあきらめ、シベリア鉄道を使って東に向かいました。 そして満州北部、朝鮮を侵略、次のターゲットは日本です。

 

ここに大英帝国とロシア帝国は日本植民地化でぶつかり、狡猾な大英帝国はアホの長州率いる明治政府を代理人として戦わせます。 これが日露戦争。

日露戦争を戦う戦費がなかった日本は、戦争国債を発行。 しかし日本が敗戦すると、無価値のただの紙切れ。欧米に売り込みに行くもどの国も相手にしてくれませんでした。 

当時、ロシアはユダヤ人を迫害(ポグロム)、これを憂いたユダヤ人のジェイコブ・シフ(ロスチャイルドの親戚でフランクフルトのゲットーで生まれ育った)率いるアメリカのクーン・ローブ商会(財閥)が国債を購入してくれました。

 

日露戦争途中で大英帝国を事実上支配するロスチャイルド・ロンドン家とフランス家も日本の戦争国債を購入してくれました。ただし高金利でのマネーゲーム。 同じく日本が敗戦するとその戦争国債はただの紙切れになるので、軍事支援してくれました。

ロスチャイルドグループの兵器会社アームストロング社のアームストロング銃・砲・弾薬は戊辰戦争と日新日露戦争で活躍。 ロスチャイルドグループの兵器会社ヴィッカース社も戦艦を売ってくれて日露戦争・日本海海戦で大活躍。 その

旗艦(フラッグシップ)船が、日露戦争で大活躍した『戦艦三笠』。 何とかアメリカの仲介により(ロスチャイルド)、なんとか日本は日露戦争で勝利するも、大英帝国に巨額の借金。 

そして日露戦争での戦死者は9万人。大英帝国の戦死者ゼロ。

 

この巨額の借金を完済できたのは、日本がバブルで沸く1980年代後半。 勝利したのは、狡猾な大英帝国とロスチャイルドのマネーゲーム。 日本は事実上、大英帝国の属国。

 

大英帝国とロスチャイルド(サッスーン財閥・ジャーディン・マセソン財閥:どちらもロスチャイルドが縁戚関係を結ぶ)が、清(中国)のアヘン戦争でボロ儲けしていた阿片は大英帝国の植民地インド製のアヘン。 

それを見ていたアメリカはブッシュ一族が経営するトルコ製のアヘンを用いて中国で販売する商社を設立。これがパーキンス商会やラッセル商会。ブッシュ家のアヘン農園で、用心棒として雇っていたのがアサシン、後のアルカイダ。

ラッセル商会の幹部であったのがイエール大学の秘密結社であるスカル&ボーンズ。 ブッシュ家もフォーブス家もスカル&ボーンズ。 大統領選で戦ったジョージ・ブッシュとジョン・フォーブス・ケリーはこの子孫で、どちらもスカル&ボーンズ。 

大英帝国だけでなくアメリカの共和党・民主党共に清(阿片)で儲けした。 ちなみに大富豪を扱った雑誌フォーブスはこの一族が作った会社。

 

アメリカのペリー提督が黒船で来日するが、提言したのはロスチャイルド・ロンドン家の代理人である、アーロン・パーマーがアメリカ政府に提出した日本開国の計画書によるもの。

彼らの主目的は清(中国)との貿易。 当時の清の人口は4億人。かつ付加価値の高い阿片が売れる。すでに多くの中国人がアヘン中毒者だった。 

日本は、あくまでもその中継地として燃料(石炭)や食料の補給地。ペリーは東海岸のボストンの軍人。 よって、東海岸からン氏海岸につながるアメリカ横断鉄道(アメリカンエクスプレス)敷設の資金はロスチャイルド。 

これが出来れば、アメリカは日本や清(中国)に来るにはもの凄く便利になります。

明治政府は大英英国の属国と書いたが、その背後にはロスチャイルド家がいる。 アメリカは日本を徹底的に研究。その情報は江戸時代から日本と蜜月にあった長崎にあるオランダ商館の情報。 

 

 

(関連情報)

日本開国 ペリー来航の真実  ここまでのまとめhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b890be076c85734a82eea1a3292b9cce

 

 

第二次大戦でアメリカの大統領はフランクリン・デラノ・ルーズベルト(先祖のデラノ家が清・中国で財産を築き,超親中)。 これは別途投稿しますがルーズベルト夫人はコミンテルン(共産党インターナショナル)の女スパイとレズ関係、そして後にコミンテルンの男スパイとも肉体関係にあり、有名な話ですがルーズベルト政権は共産主義者たちで固められていた。

一方の日本も、ゾルゲや朝日新聞の風見章など、共産主義者の固まり。 香江文麿政権はかれらによって以後化されていた。近衛文麿あ共産主義者ではないが、昭和天皇を侮辱したり、天皇を差し置き。自分が日本の最高権力者になろうとしていた。 

日本は秋丸機関というシンクタンクをつくり国際情勢を入念に調査した結果、アメリカを戦争に参入させると絶対に負けるのでアメリカを敵に回すべきでないと結論づけました。

当時、ドイツとソ連は戦争状態だったので、日本がソ連を攻めれば、第二次大戦は絶対に勝っていたと、後の連合軍も、ドイツの地政学者ハウス・ホーファーも述べています。

にも変わらず香江政権にはロシアのコミンテルンのスパイが暗躍しており、孫計画は実行されず、一番やってはいけないアメリカの真珠湾を攻撃してしまった(というよりは、そう仕組まれた)。 

海軍大将山本五十六の裏切りであり、参戦に否定的だったアメリを参戦させてしまいました。 それもだまし討ちと激怒され。

大英帝国の資源はすべて東南アジアなので、インド洋に軍を配備さえすれば、大英帝国に絶対勝てました。何故ならイギリスまでの距離があまりに遠いからです。

そしてソ連に対してドイツと共同して攻撃すれば絶対に勝利していました。

 

すなわち、コミンテルンのスパイたちにやられてしまったのがお馬鹿な長州率いる満州帝国でありました。 また満州国は俺が創ったと豪語する岸信介(安倍元首相の爺さん)は、あまりにひどい政治で、大英帝国の物真似をして満州で阿片ビジネス(当時の世界の阿片ビジネスの90%)。 

そしてソ連が平和条約を一方的に破棄し、ソ連が日本に宣戦布告してきたのが1年前でしたが、なんとソ連兵が満州に攻めてきたとき、関東軍を南に移動しソ連兵と正面衝突を避けます。

満州に住んでいた日本人たちは関東軍が守ってくれると信じていましたが、日本人は数々の略奪・女性はレイプにあいました。『満州帝国がよくわかる本』太平洋戦争研究会著、PHP出版を参照。

 

岸信介は、敗戦後A級戦犯として巣鴨刑務所にぶちこまれていたが、同じ満州国の盟友・東条英機が絞首刑になるのを横目に、日本と東条を裏切り、GHQに尻を振り命乞い。 

そしてCIAのスパイとなり売国者として戦後活躍。首相にまで上り詰めます。 日本軍を解体したのも岸信介政権。そして日米安保締結。

安全保障を握られた日本は完全に米国の言いなりとなり、属国・植民地状態になりました。 9条改正などどの口が言っているか? コイツが日本軍解体したのです。
 

また敗戦した8月15日から3日もっ立たないうちに、日本女性をアメリカ軍(白人・黒人)向けの娼婦として提供するRAA施設を笹川良一らと設立計画。wiki参照。 そしてそれは実現。 

それまで鬼畜米英のスローガンで戦争を煽ったのは岸信介。自殺したり、気が狂う女性も現われ、皮肉にも辞めさせたのは、アメリカの人権団体、キリスト教団体。 日本からはない。 

この女性たちが稼いだ貴重な外貨の50%は岸信介はじめ政治ア達が没収し贅沢の限りを尽くした。 国民で子供の餓死者まで出る中であります。


このRAAが廃止された跡地が戦後、赤線地帯と呼ばれる売春地帯であり、働く女性たちは差別に苦しみました。 

 

・(2/2)RAA(特殊慰安施設協会:実態は日本の婦女子を使った売春慰安所)と新憲法成立https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fddd4a30968ea3102a3364b01e8788f5

・(1/2) RAA(特殊慰安施設協会:実態は日本の婦女子を使った売春慰安所)と新憲法成立https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/908e0d440f4b25304e3f51a68268af58

 

 

リンカーン、ケネディ、安倍元首相暗殺の共通点 https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/62b46eec87d1a18e8da9195e4d353d64

 

 

 


女性レイプに用いられた麻薬GHB

2023-08-17 15:38:42 | 麻薬・阿片・石油

GHBはγ-ヒドロキシ酪酸というのが正式名称の麻酔薬です。 もともと不眠症やアルコール依存症の治療薬でしたが、女性を朦朧とさせてレイプするという悪用例や、ほかにも乱用例が報告されたために、麻薬に指定されました。

 

 

 

(関連情報)

宇宙人を見た DMTを含む植物と中南米
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/31bbe5576d9e5fce8de7a34ac02dd452

体外離脱を体験 動物用全身麻酔薬、ケタミン
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/2ef4d7e5f16f8f4df8842fa5699db93a

ポップカルチャーをつくった カビから生まれた合成麻薬LSDhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/d02a9043ffdb8986901842083e92f6d1

天然の幻覚作用を持つ「マジックマッシュルーム」
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/1418ab0de838673204e182d1a276835a

サボテンのメスカリンと中南米の宗教儀式、そしてCIAとゴルゴ13の拷問https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6fbad35ffaf649842952b6d94122f299

 

阿片(アヘン)からヘロイン 18~19世紀のヨーロッパhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4edf6615483ba9aedd8c0f99dbea1345

人類のアヘン生産の歴史
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/277cee7748718b4539d94c1715c298c8

 


実は怖い「冷水ショック」、冷たい水で泳ぐなら救命胴衣の着用を  反射的な息切れや過呼吸などで溺死する恐れ、最初の1~2分が重要

2023-08-17 14:49:23 | 医療・病気・疫病・ヘルスケア・健康・食事・睡眠 及び産業

この記事はナショナル ジオグラフィック日本版サイトからの転載です。

 

米オレゴン州ポートランドを熱波が襲った2021年6月、ハイロックス公園を流れるクラッカマス川で、崖の上からの飛び込みを楽しむ人々。(PHOTOGRAPH BY NATHAN HOWARD, GETTY IMAGES)
米オレゴン州ポートランドを熱波が襲った2021年6月、ハイロックス公園を流れる
クラッカマス川で、崖の上からの飛び込みを楽しむ人々。

 

うだるような暑い日に、冷たい水に飛び込んだらさぞ気持ちがいいだろう。しかし、公衆衛生や初期対応の専門家は、気候変動の影響で熱波の発生回数が増えるなか、こうした地域での水難事故が増えることを懸念している。

 気温が30℃を超えても、川や湖など天然の水域の水温が10℃ぐらいまでの水にいきなり飛び込んだりすれば、どんなに泳ぎが得意な人でも溺れるリスクがある。冷たい水がたちまち体の不随意反応を引き起こして、息切れ、過呼吸、意識障害が起こったり、筋肉が制御不能に陥ったりするためだ。

「私たちも、できるだけ警告を発するようにしています」と話すのは、米国立気象局の気象学者であるカーリー・コバシク氏だ。同局はソーシャルメディアに広告を出し、外が暖かくても水は冷たいことがあると、注意を呼び掛けている。

オレゴン州南部に位置するクレーターレイク国立公園のクレーター湖は、米国で最も深い湖だ。この湖に注ぎ込む川はなく、雨と雪解け水だけが水源になっている。冬の間、水温は3.3℃前後で、夏も表面水温が15℃までしか上がらない。(PHOTOGRAPH BY PHIL SCHERMEISTER, NAT GEO IMAGE COLLECTION)
レゴン州南部に位置するクレーターレイク国立公園のクレーター湖は、米国で最も深い湖だ。
この湖に注ぎ込む川はなく、雨と雪解け水だけが水源になっている。冬の間、水温は3.3℃前後で、
夏も表面水温が15℃までしか上がらない。


冷たい水に飛び込むと、まず「冷水ショック」(コールドショックとも)を引き起こし、反射的に息切れや過呼吸になる場合がある。このときに救命胴衣を着けないで水中に沈んでしまうと、肺のなかに水が入り込む危険がある。また、意識障害を起こしたり、方向感覚を失って水面がどこにあるのかわからなくなる。2分も経てば、手足の筋肉も動かせなくなる。あらゆることが重なって、助かるのが難しくなる。

 熱波の最大の脅威は、暑さそのものだ。深部体温(脳や内臓の温度)が危険な高さまで上昇し、熱中症になったり、死に至る場合もある。しかし、熱波が発生しているときは「傷害死」の件数も増加する。傷害死とは、交通事故、暴力行為、精神疾患などに関連した傷害による死のことだが、溺死もまたそのひとつに含まれる。(参考記事:「猛暑は妊婦と胎児にどんな悪影響を及ぼすか、世界の研究」

 2023年4月6日に学術誌「American Journal of Public Health」に発表された米ワシントン大学の研究によると、2021年に太平洋岸北西部とカナダ西部で猛暑が続いていた3週間に、ワシントン州で傷害死した人数が、平年の同じ時期と比較して159人多かった。そのうち少なくとも4件が水難事故で、1人はワシントン湖でボートから落ちた娘を助けるため湖に飛び込んだ男性だった。ニュースのインタビューに答えた友人の1人は、この男性について「泳ぎがとても得意だった」と話している。(参考記事:「米西部で6月に最高気温を続々更新、なぜ? 長引く異例の猛暑」

 

 

米アイダホ州在住のジーン・ラルストンさんとサンディ・ラルストンさん夫妻は、1980年代初頭から、ボランティアで水難事故の犠牲者の捜索に参加している。2019年には、オレゴン州のレイク・ビリー・チヌーク貯水池で、GPSと音波探知機を使って、行方不明者の遺体を捜索した。夫妻が所有するボート「キャシー・G」号は、2007年に夫妻が遺体で発見した若い女性の名にちなんでつけられた。2人は、旅費以外に、捜索に要した時間やテクノロジーの利用について遺族に費用負担を求めていない。(PHOTOGRAPH BY LEAH NASH, GUARDIAN/EYEVINE/REDUX)

米アイダホ州在住のジーン・ラルストンさんとサンディ・ラルストンさん夫妻は、1980年代初頭から、
ボランティアで水難事故の犠牲者の捜索に参加している。
2019年には、オレゴン州のレイク・ビリー・チヌーク貯水池で、GPSと音波探知機を使って、行方不明者の遺体を捜索した。
夫妻が所有するボート「キャシー・G」号は、2007年に夫妻が遺体で発見した若い女性の名にちなんでつけられた。
2人は、旅費以外に、捜索に要した時間やテクノロジーの利用について遺族に費用負担を求めていない。

 

「自分は大丈夫」は禁物

 ワシントン州西部では、今年もすでに気温が上昇し、冷たい川や湖での水難事故が多発している。これから夏に向けて水辺へ出かける人はさらに増えると予測され、政府や自治体は水に入る際には救命胴衣を着用するよう呼び掛けている。

 救命胴衣を着けていれば、冷水ショックで制御不能な息切れや過呼吸が続く1~2分の間、頭を水面に出して、溺れるのを防ぐことができる。また、手足が動かせなくなっても体は沈まない。暑い日に水に飛び込みたいという衝動と、命を引き換えにする必要はないのだ。

 

「救命胴衣を着けて飛び込めばいいのです。そうしないと、命に関わります」と、ワシントン大学保健・世界環境センターの教授クリスティ・エビ氏は話す。

 気候変動に関連する健康リスクを研究するエビ氏は、溺死の危険性を人々に真剣に受け取ってもらうのは難しいと話す。リスクを承知していても、自分は大丈夫だと思い込む傾向があるためだ。

英国では海でも注意を喚起

 氷が解けたばかりの湖や、雪解け水が流れ込む川のように、冷たい水がある地域ではどこでも、冷水ショックや溺死の危険性がある。例えば、カナダや米国北部、スカンジナビアや北ヨーロッパなどで、晩春や初夏に極端な猛暑日が増えれば、水難事故もそれに伴って増加する。

 2022年に記録破りの熱波が襲った英国では、海岸の水は一年中冷たいままだ。イングランド東端にあるリンカンシャー郡の消防署は2020年、冷水ショックの危険性を説明し、注意を喚起する動画を、動画投稿サイトで公開した。米オレゴン州海洋委員会も、ソーシャルメディアで救命胴衣の着用を呼び掛けている。

 
2022年7月28日の猛暑日に、ワシントン州エレンスバーグのキャリー湖で泳ぐ人。(PHOTOGRAPH BY DAVID RYDER, GETTY IMAGES)
 2022年7月28日の猛暑日に、ワシントン州エレンスバーグのキャリー湖で泳ぐ人。


安全に水を楽しもう

 救命胴衣なしに水に飛び込むと、低体温症になるよりもずっと早く、冷水ショックや筋肉の制御を失うせいで溺れる危険があることを、公共機関は強調すべきだと、カナダ、マニトバ大学で運動生理学の教授を務めるゴードン・ギースブレクト氏は言う。深部体温が35℃以下の低体温症になるまで30分はかかるため、救命胴衣で水に浮いてさえいれば、その間に救助を待つことができる。

 冷たい水には決して入るなというわけではない。氷が張った海や湖で寒中水泳を楽しむ人たちだっている。ギースブレクト氏は、ゆっくりと水に入り、常に頭を水面に出しておくことが大切だと言う。また、体全体を水に浸さないようにする。ましてや、いきなりそうするのは全くお勧めできない。

 エビ氏も、ボートに乗る際や水に飛び込む際には、救命胴衣や浮き輪の使用を推奨する。「救命胴衣を着けて、水に入って楽しんでください」

[ナショナル ジオグラフィック日本版サイト2023年6月5日掲載]情報は掲載時点のものです。



 
日経記事 2023.08.17yり引用
 
 
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『何事も、失敗の原因の本質は、根拠なき楽観!』
 
気を付けよう、冷たい水の川遊び!
 
 
 

WFP事務局長、ロシアの合意離脱で「3億人に食料不安」

2023-08-17 14:38:07 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢


   シンディ・マケインWFP事務局長はロシアが食料を武器にしている批判した(15日、シドニー)

 

【シドニー=今橋瑠璃華】オーストラリアを訪問中のシンディ・マケイン国連世界食糧計画(WFP)事務局長が15日、日本経済新聞の取材に応じた。ロシアの穀物合意離脱により、世界で食料不安に直面している3億4500万人に一層の影響が及ぶ可能性があると警告した。

ロシアは7月、黒海で穀物を輸送する船舶の航行を認める合意から離脱した。17日で離脱から1カ月を迎える。ウクライナ産小麦などの輸出が阻まれ、アフリカ諸国を含む穀物輸入国で食料危機の懸念が高まっている。

マケイン氏は「ロシアは食料を戦争の武器として使っている」と批判した。WFPによると、3億4500万人のうち約4000万人は飢餓の一歩手前にあり、ウクライナ戦争による穀物価格高騰に最も脆弱だという。

ロシアの合意離脱は「世界的な穀物不足だけでなく、栄養失調や深刻な飢餓につながっている」と指摘。「緊急のニーズに対応しつつ長期的な回復も支援し続けられるよう、資金提供の水準を維持することが課題だ」と述べた。

WFPは国連の食料支援機関で、世界から飢餓をなくすことを目的としている。2020年にはノーベル平和賞を受賞した。

アフリカの政情不安も懸念材料だ。7月に軍事クーデターが起きた西アフリカのニジェールについて、マケイン氏は「非常に深刻な事態」と懸念を表明した。

WFPによると、ニジェールではクーデター前に430万人が人道支援を必要としていた。マケイン氏は人々が政情不安から逃れようと北上すれば、欧州や他の地域にも影響が広がりうると述べた。

燃料や食料価格高騰で支援コストは上昇している。マケイン氏は穀物不足により、一部で食料支援を削減せざるを得なかったと明らかにした。国際社会に「紛争や気候変動の影響を直接受ける最も脆弱な人々を守るため、世界は一丸となって取り組むべきだ」と継続的な支援を訴えた。

深刻化する気候変動も食料供給の脅威だ。マケイン氏は豪州訪問前にフィジーを訪れた。島しょ国では海面や水温の上昇、頻発する異常気象で村や小規模農家が被害を受けている。南太平洋ではサイクロンが頻発する10月を控え、災害対応に関心が高まっている。

WFPは太平洋地域で食料を直接提供していない。政府の災害対応支援のほか、水位上昇の影響を受けにくい場所に作物を植えるよう農家に促すといった支援を行っている。マケイン氏は「島しょ国が災害へ備え、自力で対処できるよう手助けしている」と語った。

島しょ国では大国の影響力争いが激化し、様々な国が気候変動対策支援を打ち出している。マケイン氏は太平洋における覇権争いを巡っては「政治は政治家に任せる」と述べるにとどめた。

そのうえで「気候変動の影響がますます目に見えるようになってきた」ことが各国の関心の背景にあると指摘した。

Cindy McCain 外交官として活動し、2023年4月にWFPの事務局長に就任した。米共和党重鎮の故ジョン・マケイン氏の妻としても知られる。バイデン米大統領の政権移行チームの諮問委員会にも加わるなどバイデン氏にも近い。

 

 

日経記事  2023.08.17より引用