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トーマス・グラバー 第三章 「世界の大きな謎」フリーメーソン  米国一ドル札になぜピラミッド 

2024-07-18 20:42:14 | 秘密結社 フリーメーソン、イルミナティ、秘密結社など、

トーマス・グラバー 第三章 世界の大きな謎」フリーメーソン スコットランド誕生説https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/194f5922d71fa37432b95db28f4c6ecc

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米国一ドル札になぜピラミッド

前述したように、フリーメーソンの起原は諸説紛々であり、アメリカにおいては、ロンドンの一七一七年設立など問題ではなく、西暦起源前より存在していたというから驚きである。

アメリカのこの説を無言に表明しているのがアメリカの一ドル札の裏側である。 読者もぜひ一ドル札を入手してよく見て頂きたい。一ドル札の左側にはどいういう訳かピラミッドが描き出されている。 

 

どの国のピラミッドとは記されていないが、アメリカとピラミッド、一体どういう関係があると言うのか。 アメリカと言う国が誕生したのは、イギリスとの独立戦争に勝利した一七八三年だから、たかだか二四〇年弱の歴史でしかない。 それなのにエジプトのピラミッドであれ、中南米のヨーロッパであれ、その建立の歴史は全て期限前のことである。

これはおそらく、イギリスからの独立を勝ち取ったアメリカが、フリーメーソンの本拠地ロンドンとすることに強い抵抗を持ち、「アメリカのフリーメーソンはピラミッドが設立された数千年前から存在していた」と捜索したのではないかと思われる。

しかし、もしかするとこの頃にフリーメーソンがすでに存在していたのかもしれない。

 

だからこの時のメーソン(石工)は中世ヨーロッパの城を築いたメーソンを指すのではなく、紀元前にピラミッドやエルサレム神殿を建設したメーソンを指すという事になる。ピラミッドと言えば誰でもすぐに連想するのは、エジプトのピラミッド、それも最大のクフ王のピラミッドであろう。 アメリカ一ドル札裏のピラミッドはこのクフ王のピラミッドをモデルにしている。

 

古代エジプトの第四王朝期(前二五○○年)に建てられたと言われるこのピラミッドは、高さ一四〇、六メートル、底辺二三〇メートル、平均二.五トンの石材が、実に約二七〇~二八〇万個積み重ねられており、四五〇〇年を経た今日でも見物客の度肝を抜くに十分な存在である。

事実、クフ王のピラミッドは勿論の事、他のピラミッドも「世界七不思議」の筆頭に挙げられており、四五〇〇年もの昔、どうしてこれほど空前絶後の巨大建造物が造られたのか未だに謎である。

 

なお、多くの文献が「ピラミッドは古代エジプトのファラオ(王)の墓」と記している。 しかし、これまでエジプでは大小百以上のピラミッドが発掘されているが、遺体(ミイラ)は一つも発見されていない。 二十世紀最大の発見といわれた、少年王ツタンカーメンのミイラが発見されたのは、ピラミッドではなく「王家の谷」である。

このため現在では、ピラミッドが建造されたのは、ナイル河が氾濫し仕事を失った農民、職人たちを救済するための公共土木事業ではなかったかいう説が有力になっている。

 

この古代の神殿ピラミッド建造にせよ、中世のヨーロッパの築城にせよ、建設に当たって高度な石工技術が要求され、棟梁達は自分たちが開発した石工技術を他人に盗まれないよう配慮した。

そのためには、棟梁と石工たちとの強い信頼関係があってこそ、技術の秘密を守ることができること。 紀元前の棟梁達の力は分からないが、中世の築城に関係した棟梁達の権力は大変なもので「ギルド制度」は彼らによって組織された。

 

 

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この本には、歴史的に貴重な写真、図、文献なども数多く掲載されている秀逸な作品ですが、それらをPDF化して皆さんに紹介することもできますが、著者と発行所の『長崎文献社』に敬意を払って、全てを紹介するのは、控えたいと考えております。

 

 

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