NATOのストルテンベルグ事務総長(4月4日)=ロイター
【ブリュッセル=辻隆史】
北大西洋条約機構(NATO)は3日、ロシアがドイツやチェコといった加盟国に悪質なサイバー攻撃を強めているとして、非難する声明を発表した。
今後の新たな攻撃を抑止し、防御するために加盟国が「協調的な対応」を検討すると明示した。
ドイツ内務省は同日、与党のドイツ社会民主党(SPD)や国内企業がこれまでに受けたサイバー攻撃が、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)が関連するハッカー集団によるものだと特定した。
NATOはこれを踏まえ、加盟国全体で対処する。
NATOは2日にも、ロシアが偽情報や電子干渉など様々な手段を通じて加盟国内の活動を妨害していると批判する声明を出した。
英国やポーランド、バルト3国などが被害を受けていると指摘した。安全保障上の脅威としながらも、こうしたロシアの工作では加盟国のウクライナ支援は抑止されないとも強調した。
ウクライナ侵略
<button class="buttonStyle_bnsd047 button_b1npj8pm lightFollow_l1htvmtg withIcon_wmdj4sp button_b112zex0 text_tmkk1ga icon_iq9yvql" title="トピックをフォローする" data-rn-track="main-topic-under-article" data-rn-track-category="follow_button" data-follow-button="" data-popover-target="follow-button" aria-pressed="false" aria-label="トピックをフォローする"></button>2022年2月、ロシアがウクライナに侵略しました。戦況や世界各国の動き、マーケット・ビジネスへの影響など、関連する最新ニュースと解説をまとめました。
日経記事2024.05.04より引用