トランプ氏暴走、80年ぶり「勝利」にほくそ笑むロシア　欧州総局長　赤川省吾（日経2025.2.27）

2025-02-27 06:17:01 | NATO・ＥＵ・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢

2022年の第2次世界大戦戦勝記念日に演説するロシアのプーチン大統領=ロシア国営放送から

ロシアがウクライナへの全面侵略を始めて3年が過ぎ、米国がロシアとの直接対話に乗り出した。

対ロ抑止を重視してきた米国の伝統的外交をかなぐり捨てたようなトランプ大統領の暴走により、交渉はロシア有利に進む。欧州は米国を引き留めようと奔走するものの、成算は見えない。

このままならロシアはウクライナだけでなく、「欧州に勝った」と思うだろう。日米を含む民主主義陣営全体が敗者になる岐路に立つ。

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欧州外交筋でささやかれる最悪のシナリオがある。5月9日、第2次世界大戦における対ドイツ戦勝記念日にあわせたトランプ大統領のモスクワ訪問だ。

「トランプ氏が4月の復活祭（イースター）前の停戦を目指す」「プーチン氏がトランプ氏をロシアに招いた」との報道が相次いだことで現実味を帯びた。

対ドイツ戦勝記念日には通常、モスクワで軍事パレードが行われる（2023年の式典）=ロイター

ソ連時代、大戦で膨大な犠牲を払ったロシアにとって、ナチス・ドイツに対する戦勝記念日は特別な意味がある。

さらにプーチン大統領は、ウクライナ侵略を正当化するため、「ネオナチ」排除を掲げた。ロシア有利で停戦なら、戦後80年の節目とウクライナへの「勝利」を重ねて盛大に祝うはずだ。ロシアは中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席も式典に招いた。

米ロとも「トランプ氏は式典に参加しない」と否定するが、欧州での懸念は消えていない。

5月でないとしても、どこかのタイミングで米ロ中の3巨頭がそろい踏みする国際会議が催されるのではないか。国際秩序が「法の支配」から「力による支配」に変わることを象徴し、「ウクライナの実質敗戦」を許した欧州の落日を浮き彫りにする。

ウクライナを含む欧州の頭越しに交渉が進む事態を避けようとマクロン仏大統領は24日、トランプ氏との直談判に臨んだ。

スターマー英首相も続く。ウクライナ派兵を含めた「欧州の貢献」をアピールし、米国がロシアに傾斜しないように説得する。

マクロン仏大統領㊧はトランプ米大統領を説得するために訪米した=ロイター

巻き返しを試みる欧州だが、足元で3つの難題が待ち受ける。

1つめは「ウクライナ派兵」の具体策が詰まっていないこと。いま取り沙汰されるのは「停戦監視」や「平和維持」の名目で派兵する構想で、軽武装の軍とのイメージがある。だが軍事大国ロシア相手には「大規模かつ重武装の軍でないと抑止力にならない」と、匿名を条件に取材に応じた北大西洋条約機構（NATO）の将校は語る。しかもウクライナ駐留部隊がロシアに攻撃された場合、どう反撃すべきなのか見解がまとまっていない。

2つめは、停戦後の対ロシア政策が描けていないこと。停戦時、ウクライナが占領された領土全てを回復するのは難しく、ロシアは虐殺などの戦争犯罪も謝罪しないとの見方が多い。ならば欧州諸国が凍結したロシア資産を「賠償金」としてウクライナに引き渡せないのか。欧州内では意見が割れる。「アラブ諸国や中国などが『万が一』のことを考えて欧州からマネーを引きあげるかもしれない」（ユーロ圏の中銀首脳）との心配がある。

3つめはウクライナ以外への余波が懸念されること。例えば、ウクライナの西隣にある旧ソ連構成国のモルドバは、東部で親ロシア派が「沿ドニエストル共和国」を名乗って事実上独立し、ロシア軍が駐留する。ロシアはモルドバ全体に偽情報などの工作を続け、欧州連合（EU）加盟などを妨害している。ここに欧州諸国の軍駐留は必要ないのか。

欧州にとって深刻なのは安全保障政策の要だった米国と修復できぬほどの溝ができたこと。民主主義や法の支配といった価値観で結ばれていると信じてきたが、トランプ後まで尾を引きそうな不信感が生じた。

トランプ米大統領はロシアのG7復帰を提唱した（写真は2000年、沖縄県で行われたG8首脳会議。左から3人目がプーチン大統領）=代表撮影

日本も人ごとではない。トランプ氏はロシアを主要7カ国（G7）の枠組みに復帰させる案に言及した

。欧州が阻止したらどうなるか。「米国がG7から離脱するかもしれない」（欧州政界の重鎮）。そんなシミュレーションまで欧州はしている。

大戦で勝ったのに、東西冷戦で敗者になったとのトラウマを抱えるロシアには80年ぶりの勝機である。

プーチン政権からすれば、極右台頭による分断と米国の「裏切り」で欧州が衰退していくように映る。

ドイツ社会民主党（SPD）は対ロシア融和策を続け、エネルギーのロシア依存を深めた（写真は2021年、SPD党本部）

欧州にも責任はある。盟主ドイツは1960年代から「東方政策」というロシア（ソ連）融和策を続け、主に天然ガスでロシア依存を生んだ。

そのドイツで23日、総選挙が行われ、保守系のキリスト教民主・社会同盟（CDU・CSU）が第1党になった。

今後はどう動くのか。投票日の夜、CDU本部で会ったブレヤ副党首に問いかけたら即答した。「ロシアから輸入する天然ガスには戻らない」。

ロシア、すなわち強権体制の「勝利」を防ぎたいなら欧州は覚悟を決めるしかない。ウクライナに重武装の軍を送る一方、徹底した対ロシア強硬策をとるのが唯一の選択肢。

時代は変わった。米国の説得は続けるべきだが、少なくともトランプ政権はもう頼れない。

日本も試練を共有する。中国と北朝鮮は、ロシアの「勝利」を見て勢いづくだろう。モスクワの戦勝記念日パレードには今年、ロシアの「同盟国」になった北朝鮮軍も初参加する予定だ。極東の安全保障を揺らすロシア・中国・北朝鮮にトランプ氏が近づくとしたら日本にとっても悪夢になりかねない。

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日経記事2025.2.27より引用

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冷戦が終わって、平和が訪れ西側諸国が油断すると、ロシアはウクラナ侵攻を始めた。

世界中を共産主義国にして、世界支配を考える『コミンテルン（共産主義インターナショナル）』を甘く見ない方が良い。

頭が弱く、虚栄心の強いアホボン・トランプを利用し、籠絡したのは、その一歩に過ぎない。

アホボン・トランプと、お馬鹿なアメリカ国民で

『アメリカ終わりの始まり』

実社会で全く評価されず、エセインチキ保守の、頭の弱い文化人放送局、ダイレクト出版、Wll、CGSなどの爺さんたちは、まだ毎日のようにトランプを賞賛している。

頭の悪いハラノタイムズ、カナダ人ニュース、売国女史見習いLizzy、等も同じ、だから君たちは実社会で全く評価されない。

ミジンコの脳みそしかもっていないのだろう。可哀想に！

（関連情報）

・トランプがDSと戦っている？　冗談もほどほどに！
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/de96e73270e915c376ff4eeae976c036

・トランプはDSと戦っていて、暗殺・戦争をしない？冗談もほどほどにhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f68d57be8bbd0c7a359c62ec32aa3b6b

・トランプ暗殺未遂　トランプによる自作自演のやらせ説
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/6d0dd34c0a2c408bc92f608bef749d47

・トランプの呆れたビッグマウスエピソード3選
https://www.youtube.com/shorts/PcEEd3ktQ3g

★ファティマの第三の予言とトランプ、そしてエゼキエル書　RJ人気記事
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f66213df3801ccc8969c5f5333b6be2f

★トランプの父親の教育方針の闇が深すぎた
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/fd66d27e78aecbda32aceae5bb529145

★【トランプ政権】　米国で暴れる「文化大革命　政府破壊で外交にも影本社コメンテーター　秋田浩之　(日経2025.2.24)

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・希代のペテン師トランプ　（今だけ・金だけ・自分だけ、そしてペテンだけ）　RJ人気記事
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/02cd2c28a4fb789a18cac5cf12cbb25c

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https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/04105642a0042381eb8baf238437f2de

・米共和党・バンス副大統領ってどんな人？
https ://www.youtube.com/shorts/E1TA8inhznk

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反論あればどうぞ。　コメント欄で徹底的にFACT（事実）ベースで議論しましょう。

頭の弱い、ハラノタイムズ、カナダ人ニュース、ダイレクト出版・文化人放送局・CGSの爺さん達、何か言ってみろ。ミジンコ。

ドアホらが！！！

『何事も、失敗の原因の本質は無知。　そして、根拠なき思い込みと根拠無き楽観！』

ビジネスもプライベートも同じ。　　　　　　　

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