PCを起動したら「13285個の更新プログラム」と表示されて、ちょっとびびったren.です。
でも、更新作業自体は30秒くらいで終わるんだから、それもまた驚く。
● 「アルシャードガイア リプレイ 本当のRPG」 齋藤幸一+田中信二/F.E.A.R./ファミ通文庫
「ゲーマーズフィールド(GF)」各誌に掲載された、ALGの単発リプレイ2本を収録。
ALGは現在、大ラグナロクという世界設定を大きく揺るがす事件の真っ最中ですが、それとはほとんど無縁な内容。
1本目は、元自衛官の齋藤さんによる、「本当のRPG」。
GF誌上で連載されている4コママンガ「Quick Start!!」とのコラボ。
そう言えば、作者の安達洋介さんは先日結婚されたそうで、おめでたい。
「くいすた」のキャラクターを、名だたるリプレイヤーの面々が担当し、さらに「担当するキャラクターが作ったALGキャラ」を製作して、実際のプレイに挑むという、メタフィクションにメタフィクションを重ねた"メタメタ"なセッション。
参加PLは安達さん(担当;メイコ)をはじめ、田中天さん(モモ)、すがのたすくさん(フミ)、鈴吹太郎さん(高見先生)の4人。
TRPG部の活動中、GMをつとめるサチのシナリオに取り込まれてしまい、クエスターとして事件を解決する、という内容。
あー、中高生のTRPG経験者なら、必ず一度は想像し、実際にそういうシナリオを遊んだりするもんだ(w
2本目は、田中信二さんによる「翼の折れた愛と青春」。
大ラグナロク中にも平和な風景を見せる緑栄町で、アパートの平和を守るミニマムシナリオ……と思いきや、な内容。
参加PLは、小太刀右京さん(元ロボットパイロットで現ダメ人間、ヨータ・ロゥ)、緑谷明澄さん(「ALGリプ 美少女☆女神と伝説の愛天使」にも登場の痛天使、羽生じゅりあ)、丹藤武敏さん(任侠に生きる爬虫人類、辰)、鈴吹太郎さん(江戸からやってきたTRPGマニアでアパートの大家)と、こちらも錚々たる面々。
なんというか、みんな楽しそうで何より(w
これを読んで確信しました。
よく、天さんのプレイングを「天プレイ」などといいますが、真にひどいのは鈴吹社長だと(w
帯には「マナーを守って楽しいセッション ─── さもなくば、死!?」などと書いてありますが、それを一番誘発しているとしか。
勿論、社長も天さんもエンターテイメントとしてぎりぎりの線でマナーを守り、シナリオやセッションの致命的な崩壊は防いでいますけれど、こういうのを読んだ若いプレイヤーが「あぁ、TRPGってのは、面白ければなにをしてもいいんだな」と勘違いしている光景は、ここ10年ほど各地で見られるようですしね。
だからって、対極であるグループSNE作品のリプレイを読むと、そのおとなしさに物足りなさを感じるのも確かだったりして(w
そういう意味では、絶対にTRPG初級者は読んではいけない本。
TRPGの楽しさは伝わるかもしれないけれど。
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