今回の出張ではレンタカーで移動しています。
取材ではやはり、あちこちと動き回るので、
土地勘と、時間見積もりの感覚を養うには
クルマでの移動感覚が必要な部分なのですね。
それとやはり、一般の住宅のありようを直に把握するためには
地上で移動しながら、数多くの「情報」を感受するのが
取材の基本的なフィールドワークに繋がってくるのです。
ということなのですが、
きのうは前日の横浜を起点にして
東京都内に向かいました。
目的地の最初は中野区富士見町で、カーナビはそれまで絶好調だったので、
まぁ、大丈夫だろう、と気楽に思っていたのですが、
用賀を抜けて首都高速に入って
ずっと地下に入ってしまってから、
遠心分離器のようなぐるぐる回転道路(笑)を回っているウチに
どうも、カーナビくん、
GPS機能が居眠りをはじめた様子(汗)。
「おい、肝心なところで・・・」
っていう次第であります。
初台南というどうも「これは渋谷区だよなぁ」ってような出口で
どうすればいいのか、困った、と思っているまもなく
遠心分離装置から、どうも違う方向に吐き出された。
「まぁしょがない」と
腹を決めたのはいいけれど、次の出口がなかなか見えてこない。
やや時間があって、ようやく出てきたのは
目白のあたり。
で、ようやく目覚めたカーナビくんを設定し直して、
目的地を再確認したら、あと7kmほど。
それも事前に確認したような道路のような気がしてきまして、
なんとか、目的地までは、約5分の遅れで到着いたしました。
ふ~~~やれやれ、であります。
慣れてきたと、思う心が油断に繋がる、ですね。
その後も、豊島区内の住宅地に突入したあたりでは、
2mもない道幅の道路で、左右に電柱があって、
左折も出来ない道、というのに出くわしたり(笑)、
まぁなかなか、経験できない体験を致しました。
あんまりたくさんしたくはないのですが、
何事も経験であります。
甘んじて状況に身をまかせ、一所懸命、立って半畳寝て一畳の心(?)で
土地と人間の状況をつぶさに体験し、取材できたわけです。
そう考えると「やったぜ」というようでもあります。
でもこういう状況の上で、時間を守って移動する必要があるわけで、
やはり、敵もさる者でありますね。
<写真は横浜港にて>