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政府目標:木材自給率50%

2010年10月08日 | 環境問題
政府は木材自給率を2020年までに50%以上とする目標を掲げました。

日本は国土面積の3分の2は森林という、先進国でも有数の森林大国です。
しかし日本の木材自給率、どれくらいかご存知でしたか?
(クイズの回答なんと20%台、長年低迷しています。)

政府が策定した新成長戦略では、「2020年までに木材自給率を50%以上に向上させる」と明記されました。

農林水産省策定の「森林・林業再生プラン」では、「林業・林産業の再生を、環境をベースとした成長戦略の中に位置づける」と、うたわれています!

データ出典:林野庁「木材需給表」

私は8年前から石川県の南加賀の山林へ、間伐や下草刈などのボランティアを年3回続けてきました。

(杉林の間伐の様子)

そこでは「林業はカネにならない」という声が聞こえます。確かに切り出した丸太の売価は驚くほど安い‥‥。
しかし森林の役割、実は水源のかん養や災害防止など環境保護の側面が大きいのです。

はやく林業が仕事として成り立つような社会になってほしいと、切に願います。
それが実現したときには、森の価値が再認識され 林地価格が上昇(というより、適切に評価)することでしょう。

現在、石川県でも二束三文の森林を中国資本が買いあさっているという噂がたえません‥。
私たちの生活を守ってくれている森林、国民共通の財産だと思うのです。

4 コメント

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林業 (Pearsword)
2010-10-09 19:18:14
国産材が見直されていますね。
太平洋側のヒノキはともかく、日本海側のスギは曲がっていたり寝ていたりで、価値が低いです。
外材のほうが、安くて質も良いんです。
そんな中で、少しでも国産材を使う動きが出てきたのは喜ばしいことです。
しかし、現在の林業の現状は酷いものです。無意味な下刈りに無意味な雪起こし無意味な枝打ち。作業員は、給料をもらうために、予算を消化しているだけです。林業をやったことのある私が言うのだから間違いありません。国産材の資産価値を上げるには、日本の林業そのものを見直して、大幅なてこ入れしなければなりません。そのためには、現在の荒れに荒れた杉林をどうにかしなければならないでしょう。
 林業はスパンが長いので、当面は、国産材の価値は上がらないでしょうね。
 難しい仕事です。
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日本林業復活への道 (Repu)
2010-10-09 20:28:48
日本の林業復活への道はなかなか難しいのでしょうか。
市民のボランティアですこしでも解決できる部分があれはと、森林ボランティアを年に3日、8年間続けてきましたが‥‥。
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Unknown (Pearsword)
2010-10-09 21:54:22
 森林ボランティアは、素晴らしいことだと思います。確かに、実質的にあまり効を奏さないかもしれませんが、森林は育つのに時間が掛かるので、長い目で見ないといけません。市民もろとも、国民全体の、森林への思いが募れば、そしてそれが子々孫々語り継がれれば、50年後には森林は改善していることでしょう。
 せっかく林業を良くしたいと言うボランティアなのですから、参加者も増やして末永く続けて行きたいですね。

 と、偉そうなことを言いますが、私自身なかなか参加できないのが正直なところです。Repuさんの行動力には脱帽します。頑張って下さい。
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たいした‥ (Repu)
2010-10-12 20:46:59
たいしたことではないんですよ。
継続は力なり‥‥、だといいんですがねぇ。
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