レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

空の大怪獣 ラドン

2022年04月06日 19時07分20秒 | 怪獣/モンスター

「空の大怪獣 ラドン」
1956年 日本 82分
■監督:
 本多猪四郎
■出演:
 佐原健二
 平田昭彦
 田島義文
 白川由美

●あらすじ
九州の阿蘇山にある炭坑で、坑道に巣くう巨大なヤゴ・メガヌロンの幼虫による犠牲者が発生した。
事件を調査する河村は、その怪物をもしのぐ、巨大な怪鳥の姿を目撃する。
その怪鳥・ラドンこそ、各地で相次ぐ災害の元凶だったのだ。
その音速を超える飛翔速度はソニックブームを起こし、街はまたたくまに壊滅していく。
そして、自衛隊の圧倒的な火力によってラドンを追いつめたかに思われたとき、もう一体のラドンが現れたのだった……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
いや、これは色々な意味で傑作だね!
まず脚本が面白い。
映画が始まって炭鉱を舞台に謎の殺人事件から始まり、兄が犯人と疑われる女性と、兄と同僚で女性と恋仲(?)の男性のドラマ。
やがて謎の殺人事件は被害者を拡大させ、判明する犯人の正体はヤゴの怪獣であるメガヌロン。
このメガヌロンがかなり怖く、あの移動時の音だけでも恐怖だ。
そんな怪獣が家の中に侵入してくる日常的な怖さ。
警察が銃で何とかしようにも、どうにもできない固い皮膚を持つメガヌロン。
そんなメガヌロンを追って最初に出てきた男性が落盤事故に遭い、何とか助かるも記憶喪失になっていた。
と短い時間ながらもサスペンス溢れる話がどんどん展開されていく。
だがそんなドラマ部分の面白さは、ラドンが登場すると途端にどこかに吹っ飛んでしまう。
ラドン登場からは特撮技術の凄さが全面に出てくるようになり、対ラドンに焦点があうようになる。
この特撮が実に見事で、えらく緻密にリアルに作られており、ラドンによる破壊のシーンも
屋根の瓦が一枚ずつ飛んでいくシーンなどは、感動を覚えるくらい凄い技術だ!
本作の街並みの特撮は、過去観てきた東宝特撮映画の中でも一二を争うレベルだと思う。
こうなってくると「ゴジラ」シリーズをまた全部観なおそうかなとか思っちゃうよね。
メガヌロンも平成に再登場するし。
いつかリバイバル・ゴジラ企画やろうっと。
コメント
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