レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

007/カジノ・ロワイヤル

2023年07月09日 16時40分02秒 | アクション

「007/カジノ・ロワイヤル」
原題:CASINO ROYALE
2006年 アメリカ/イギリス 145分
■監督:
 マーティン・キャンベル
■出演:
 ダニエル・クレイグ
 エヴァ・グリーン
 マッツ・ミケルセン
 ジュディ・デンチ

●あらすじ
5代目ボンド、ダニエル・クレイグ主演による人気スパイアクションシリーズ第21弾。
暗殺の仕事を二度成功させて“00”の地位に昇格したボンドは、
最初の任務で、世界中のテロリストの資金源となっている死の商人、ル・シッフルの存在を突き止めるが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
こりゃ、ダメだあ!
新しいジェームズ・ボンドは、何もかもがダメに感じたわ。
まず5代目ボンド像。
これは演じているダニエル・クレイグの事を言っているのではなく、キャラクター作りの話。
だからどちらかと言うと、監督とか制作陣に言いたい。
まず今までのジェームズ・ボンド像は、どちらかと言うよスーパーマンだった。
どんなピンチを迎えても決して余裕を無くさず、むしろ優雅に余裕を持って笑顔で何でもこなしていた。
当然アクションシーンでも苦戦するシーンはほとんど無い。
また記憶力も抜群でどんな事でも聞かれたらすぐに答えられる程の頭脳の持ち主。
しかし本作のボンドは、良くぼろぼろになる。血まみれにもなる。そして負ける。
全然ジェームズ・ボンドじゃない。冒頭で最近の中国映画みたいな下手クソなワイヤーアクションとか
ダニエル・クレイグがなんだかリーアム・ニーソンの若い頃に見えたり、背景の街並みからも
これじゃあジェームズ・ボンドじゃなくて、「ボーン・アイデンティティー」シリーズのジェイソン・ボーンだよと思った。
まあその一言に尽きるかな。
従来の007にあった、異様に女性にモテモテとか、秘密兵器とかスペシャル・カーも登場せず
何故か肉体を駆使して普通の人間として扱われるジェームズ・ボンド。
もう一回言うが、つまらん!
今までの007って、何でもやり過ぎなくらいの派手なアクションとスーパーマンな諜報員の活躍を描く
ある種の馬鹿映画だったのだが、その辺を改めて只の男の話にしちゃうと、それはもう只のアクション映画でしかないんだよね。
007って特別なシリーズだったのに、この新シリーズはそれを全て捨てた只のアクション映画でしかない。
まあ唯一の救いは、珍しく次作が本作と話が繋がっているらしいから、そういった続編物としての楽しみも見出してみようかなと。

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