「ヘルウィン」
原題:TRICK
2019年 アメリカ 100分
■監督:
パトリック・ルシエ
■出演:
オマー・エップス
エレン・アデア
クリスティーナ・レイエス
ジェイミー・ケネディ
トム・アトキンス
●あらすじ
2015年、ハロウィンの夜。
不気味な仮面をつけた男が、突然、パーティ会場にいた人々をナイフでメッタ刺しにして絶命させた。
犯人は警察に撃たれ瀕死の重傷を負うも川に飛び込み消息を絶った。
犯人は死んだ・・と思われたが、毎年、ハロウィンの夜に現れ、無差別大量殺人を繰り返した。
奴は不死身のブギーマン(怪物)か!?・・・
そう考える人も現れる中、捜査に乗り出したFBI捜査官も惨殺される。
そして、2019年、ハロウィンの夜、警戒態勢をとる捜査陣を嘲笑うように殺人鬼は出現、人々を血祭りにあげていく!
(Amazon Prime Videoより)
★感想など
これ、かなり面白かったよ!
冒頭から殺人鬼が登場して殺戮を繰り広げ、一旦は捕まって病院に運ばれるんだけど
ベッドから脱走し、FBIから銃で何発も撃たれた挙句に4階くらいの高さから下に転落。
でも逃げ延びて、毎年ハロウィンの日に現れて惨殺を繰り広げていくと言う内容。
これが実にテンポ良く進んでいくので、あっと言う間に最後まで観てしまう。
殺人鬼の人間離れした所や、舞台がハロウィンなのもあって
正にあの有名な「ハロウィン」シリーズがベースになっている感じ。
そこに毎年日付はハロウィンなんだけど、殺戮を繰り広げる場所が毎年少しづつ南下していき
毎年違う街で事件が起き、それをFBIが追うと言う設定は「ゾディアック」とかその辺の要素が加味されている感じで
従来の若者がただ殺されていく単純なスラッシャー映画になっていない点がポイント。
しかしそれでいて若者たちもきちんと配備されており、ホラー映画のお約束は外さない。
殺人鬼の殺し方もナイフで何度もめった刺しにするのが得意戦法だが、紐で首を切ったりとか
車の中にいる保安官をクレーンで吊るした墓石で殺すなど、ちょっと「SAW」ぽい殺しのバリエーションで楽しませる。
そしてラストには「スクリーム」的な要素まで入ってきて、最早ホラー映画の幕の内弁当状態!
勿論ラストは続編に繋がるような終わり方で、次回作への期待を持たせる事も忘れない。
タイトルとかジャケットから、数多あるパチモンC級ホラー映画と思いがちだけど
これは掘り出し物の傑作。
ホラー映画ファンなら観て損はしないと思いますよ。オススメ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます