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「レディークンフー激闘拳」
原題:長輩/My Young Auntie
1980年 香港 114分
■監督:
劉家良(ラウ・カーリョン)
■出演:
惠英紅(ベティ・ウェイ)
小侯(シャオ・ホウ)
劉家良(ラウ・カーリョン)
王龍威(ワン・ロンウェイ)
元德(ユン・タク)
劉家輝(リュー・チャーフィー)
●あらすじ
それまで男性スターを中心に少林英雄を描いてきたラウ・カーリョン監督が、
初めて女性を主人公にして描いたカンフーアクション。
チェン・タイインは事業で成功した裕福な老人と結婚する。
しかし、夫の死後、未亡人となった彼女にある陰謀が襲い掛かる。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
個人的に、どうにも劉家良(ラウ・カーリョン)監督作が面白いと思えない。
劉家良と言えば功夫の達人なのだが、監督した時のドラマ部分がどうにも面白くない。
毎回コメディ要素を入れるんだけど、これが絶望的に私のセンスとあわない感じ。
本作もそんな感じで、若くして叔母さんになった惠英紅(ベティ・ウェイ)をからかう若い男の
小侯(シャオ・ホウ)との絡みが中盤の話のメインなんだけど、この息子の描き方が最悪でムカつく事この上ない。
さらに最初は惠英紅が功夫が強い設定だが、小侯の方が惠英紅よりも強く、彼女を何度もあしらうシーンが出てくる。
しかしラストの闘いモードにシーンが切り替わると、突然惠英紅が誰よりも功夫が強い設定に変わってしまう。
それどころか惠英紅をあしらうくらい強かった小侯が、一番弱くなってしまうのだ。
この演出は駄目だろうと思ったね。
しかも最後の闘いで一番活躍するのは劉家良だしね。
でもまあそれはいつもの事だからヨシとしよう。
あと、若い叔母と若い息子の組み合わせとなると、そのまま両想いになる展開が多く本作もその要素は少しあるが
結局発展しないのは、監督が自分の彼女にそういった役を演らせたくなかったからだろうね。
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