「新・広島やくざ戦争~武闘派列伝~ 伝説の広島極道 山上功治の生涯」
2002年 日本 117分
■監督:
辻裕之
■出演:
小沢仁志
乃森玲子
竹内力
金山一彦
奥野敦士
鬼丸
●あらすじ
小沢仁志が主演を務め、戦後の闇市を舞台に、空前絶後の死闘を繰り広げる怒涛のヤクザアクション。
服員兵であり岡崎組に拾われた山上がテキ屋で村西組の村西から暴行を受けた。
そしてそれが岡島組と村西組との抗争へと発展することに…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
「広島やくざ戦争」シリーズは「仁義なき戦い」を大いに意識していると言えよう。
今までのシリーズは「仁義なき戦い 完結篇」のその後を描いたものだった。
タイトルに「新」が付いた本作は「仁義なき戦い 広島死闘篇」と同じ話を描いている。
主人公の山上は「仁義なき戦い 広島死闘篇」の山中と同じ人物。
竹内力が演じているのは、「仁義なき戦い 広島死闘篇」で伝説となっている千葉真一が演じた大友勝利と同じ人物。
だが各キャラクターも映画の内容も印象は全然違うなあ。って感じ。
ただし「広島やくざ戦争」シリーズとしての繋がりはあって、第一作のOPで登場したあのいつもの橋が出てくるとかは
シリーズを観ている側としてはちょっとニヤっとする。
ただやくざ映画としては抗争シーンとかが少なく、話の焦点が山上と言う男の生き様に終始していて、もうちょっと盛り上がりが欲しかったかな。
その点「仁義なき戦い」は群像劇として描いているので、抜群に話が面白いね。
まあ私が群像劇が好きだというのもあるかも知らんが。
とにかく、かの歴史的超名作である「仁義なき戦い」シリーズと比べるのは酷過ぎだが
「仁義なき戦い」の匂いを感じるやくざ映画シリーズとして十分価値のある名シリーズだと思う。
今までVシネマのやくざ映画って興味なかったけど、これからはもうちょい観てみたくなったしね。
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