「FALL/フォール」
原題:FALL
2022年 アメリカ 106分
■監督:
スコット・マン
■出演:
グレイス・キャロライン・カリー
ヴァージニア・ガードナー
メイソン・グッディング
ジェフリー・ディーン・モーガン
●あらすじ
アクション職人、スコット・マン監督によるサバイバルスリラー。
フリークライミング中の事故で夫を亡くして1年、ベッキーは今も悲しみの中にあった。
彼女を立ち直らせようと、親友のハンターは地上600mのTV塔でのクライミング計画を立てるが…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
実に怖い映画だった。
何故かと言うと、私は結構な高所恐怖症なんですよ。
3~4階くらいからすでにダメで、仕事で25階前後のビルの窓から外を眺めたりするともうムリ。
高いところに行くと、お尻の穴が何か冷っとしてキュッと締まる感じがあるんだよね。
あれ苦手。
なのでジェットコースターも観覧車も苦手。
そんな自分なので、この映画は怖くて怖くて、何度も途中で停止ボタンを押してしまうくらい怖かった。
実際これ劇場で観てたら相当怖かっただろうなあとか思う。
そういうのを抜きにしても、映像としても良く撮られている。
まずアイデア自体が素晴らしいし、始まってすぐに塔を登り始めるテンポの良さも大変良い。
この辺どっかのスラッシャー映画にも見習ってほしいくらいだ。
とは言えツッコミどころも大変多く、そりゃ無いだろってな展開も多いのだが
その辺はB級映画として考えれば全く問題ないと言える。
撮影には高さを感じさせるために、600mの崖の上に数十mの塔の上部を建設してそこで撮影したと言う狂気を感じるこの映画。
この恐怖はホラー映画では味わえない、新鮮な感覚を持つ映画として、
高所恐怖症の人もそうでない人も、是非一見の価値アリと言える作品でした。
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