レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

9人の翻訳家 囚われたベストセラー

2024年12月10日 19時32分34秒 | ミステリー/犯罪

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」
原題:LES TRADUCTEURS
2019年 フランス/ベルギー 105分
■監督:
 レジス・ロワンサル
■出演:
 ランベール・ウィルソン
 オルガ・キュリレンコ
 リッカルド・スカマルチョ
 シセ・バベット・クヌッセン
 エドゥアルド・ノリエガ

●あらすじ
世界的ベストセラー3部作の完結編が世界同時出版されることになり、
機密漏洩防止のため9ヵ国の翻訳家が1ヵ所に集められ、
完全隔離で翻訳作業に当たる中、脅迫メールとともに原稿が流出する事件が発生し、
社長自ら犯人探しに奔走するさまを描いたミステリー・サスペンス。
主演はランベール・ウィルソン、共演にオルガ・キュリレンコ。
監督は「タイピスト!」のレジス・ロワンサル。
世界的ベストセラー『デダリュス』3部作の完結編が世界同時出版されることになり、
各言語の翻訳者9人がフランスの豪邸に集められる。
しかし情報流出を防止するため外部との接触を遮断され、完全監視の中で翻訳作業は進められた。
ところが、そんな厳重な漏洩対策にもかかわらず、ある日ネットに作品の冒頭10ページが流出し、
出版社社長アングストロームのもとには脅迫メールが届くのだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
これは面白いあらすじだなあと思っていたら、何と実話をベースにしていたとは驚き!
世界的ベストセラーを世界9ヵ国に翻訳するために、各国の翻訳家が集められる。
集められた豪邸は、何だか秘密めいていて格好良い。
そこに一癖も二癖もありそうな翻訳家たちが集まると、正にミステリー系映画の始まりのようで興奮する。
その後も割とテンポ良くストーリーが進展していくのと、見せ方とか全体の構成が面白いのが
ハリウッド映画ではなくフランス映画なんだなと言う感じがして、面白い。
フランス映画って、何か独特の間と言うか空気感みたいなものはハリウッドとは全然違う。
何かゆったりとしていると言うか、ハリウッドみたいに慌てていないような感じがする。
こういったミステリー物では定番などんでん返しも、従来の見慣れた最後にドカーン的などんでん返しではなく
色々とヒネってラストまで進んでいく感じが、ミステリー好きには堪らない。
確かにストーリーにいくつか無理があったり、トリックに穴がある分も認めるが
それでも映画的な勢いで最初から最後まで引っ張ることができる作品だと思う。

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