レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

死亡挑戦

2025年02月27日 19時11分23秒 | 功夫/空手/武侠片

「死亡挑戦」
原題:死亡挑戰/Bloody Ring
1973年 香港 87分
■監督:
 葉榮祖(テディ・イップ)
■出演:
 李錦坤(ラリー・リー)
 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
 火星(マース)
 林正英(ラム・チェンイン)
 元華(ユン・ワー)
 陳龍(ピーター・チャン)
 李昆(リー・クン)
 姜南(チャン・ナン)

●あらすじ
チー氏は、親友のナイシンのムエタイボクサーたちを、
過去の敗北の復讐のためにバンコクにやってきた日本人ボクサーたちとの戦いに備えさせるため、
タイに向かいます。
ナイシンの弟子たちに日本人と戦わせる代わりに、チー氏は、
ナイシンの優秀な弟子の一人がボクシングの試合を放棄しようとしたため、
その弟子が日本人を撃退するのを手伝わなければならず、自ら日本人と戦わなければならなくなります。
(TMDBより)

★感想など
1973年に洪金寶(サモ・ハン・キンポー)が武術指導をしている映画があったので観てみた。
この映画については今まで知らなかったので、どんな内容かと思いながら鑑賞。
まず主演の李錦坤(ラリー・リー)については、名前は聞いたことある気がするが知らなかった。
他にはいつものメンバーが絡み役とかチョイ役で結構出ていたりする。
この辺のキャスティングについては、武術指導が結構権限を持っていたらしいので
きっとサモ・ハンが声をかけてあげたのだろう。
そう考えると、当時ブルース・リーが亡くならないでそのまま功夫映画のブームが続いていたら
サモ・ハンが大物になるのは、もっと早かっただろうな。
そう考えると、やっぱり恐ろしい才能の持ち主だよ。
さてそんな若き日のサモ・ハンの力はこの映画にも十分に反映されており
この当時の功夫映画としては、中々見せ場たっぷりの功夫シーンが構築されている。
主演の李錦坤も中々足があがる人で、まるで梁小龍(ブルース・リャン)のような連続廻し蹴りを披露してくれる。
ただ服装が赤いジャージなのだが、ちょっと「死亡遊戯」のトラックスーツぽい気もしていて
これはクライマックスで敵の館に突入した時に、内部の階段を登っていくシーンなどが
何となく「死亡遊戯」を想起させ、タイトルも含めて結構意識しているのではないかと勘繰ってしまうのだ。
まあストーリーがもうちょっとしっかりしていれば、日本でも公開されたかも知れない、惜しい作品ではある。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« H.G.ウェルズのSF月世界探検 | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

功夫/空手/武侠片」カテゴリの最新記事