ユーザ中心PDCAでは、
1、
大局をいち早く把握しユーザシナリオの最適化を進めていくために、入口(ターゲットユーザ)とそれぞれの出口(成果指標)を追い、ユーザシナリオごとの成果を把握することを勧めている。
2、
ユーザーを意識することを前提としつつ、Plan→Do(略称:P→D、基盤構築)、Check→Action(略称:C→A、日々運用)を別物として捉えなければならない
P→Dでは、ネットの役割定義、ターゲットユーザーの特定、主要コミュニケーションシナリオの策定など、日々の運用では簡単に変更できない活動の基盤を構築することがポイントになる。きちんとフェーズを切って基盤を作る取り組みが重要だ。
P→Dでネットマーケティングの基盤を作った上で、C→Aでは小さな仮設検証を繰り返しながら成果を伸ばしていく。環境変化や成果の飽和を捉え、ユーザーの肌感などノウハウを蓄積していく。
■Plan→Doのポイントは“ユーザー理解”
ユーザー理解に基づくプランニング
①ゴールの明確化
具体的には、ユーザーの購買行動プロセス全体を定量的な調査に基づき把握し、その中でネットが果たす役割を定義していく。次に、その定義した役割に基づいて、販売活動において直接的、間接的に売り上げ向上またはコスト削減に貢献している要素を指標として設定していく。
②ユーザターゲティング
③シナリオ
④調査による精緻
■Check→Actionのポイントは“正しい高速化”
正しい高速PDCAとは、仮設を検証しながら、仮説とずれているところを改善していく。
入口(流入経路)とそれぞれの出口(成果)を追うことでユーザーシナリオ(Plan)ごとの成果を把握しておく。サイト内の経路分析などの細かい分析は、P→Dのプランニングの際に実施すればよく、日々の運用では後回しでよい。
↓イメージ図
http://static.shoeisha.jp/mz/static/images/article/12201/id12201_5.jpg
参考URL
http://markezine.jp/article/detail/13613
http://markezine.jp/article/detail/12201
普段は、詳細分析のところにいきがちだから気を付けないといけないな。
詳細の数値を改善しても大局を見誤っていたらゴールへ近づかないので無駄な作業が発生してしまう。注意が必要だ。
今後は、ユーザ中心PDCAの手法を取り入れて施策を考えていこうと思う