思うに、『世界に一つだけの花』、アレ辺りからおかしくなって来たように思うんです。
あの曲のせいで、ヘンに彼らのグループとしてのキャラが"国民的"とか"普遍的"、もっと言えば"社会的"な色を背負わされすぎてきたような。"老若男女のための、男子チアリーダー"みたいなね。
アイドルって、そんなもんじゃないでしょうに。「アイドルにキャーキャー」「アイドルにときめく」というのは、もっと個人的で、秘密めいていて、ちょっと淫靡でこっ恥ずかしい、後ろめたい心理であるべきだと思うんですがね。アイドルが"国民的"になったら終わりですよ。終わりではなくても、もはや"アイドル"じゃないですよ。
『世界に~』は、彼らじゃなく、もっと"最初から社会的"な、たとえば坂本九さんとか、田中星児さんとか、女性なら芹洋子さんとか、平原綾香さんとかが歌うべきだった。この曲辺りから、彼ら自身も、彼らを育て操縦する事務所も、"アイドル"の本分をはき違え、自分らの身の丈を読み違えて行くようになった気がして仕方がないのです。
1月に第一報が出て、いろいろあって、一周回って何周も回って、結局「事務所との確執ではなく、メンバー同士の不仲で解散」という最悪の現実を曝け出しての帰結になってしまった。当人たちも、取り巻きも、そのまた外周のマスコミも、勘違いが深く長過ぎました。
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