ある時期から、飲むときに逆算するようになったんですよね。“死ぬまでにあと何杯飲めるか”と。
そう考えると、1杯でも、飲むと決めたら多少なりともこだわって飲みたいわけです。“単価幾ら以下のヤツは飲まない”とかそういう数字面のこだわりじゃなく、内容面。「今日という日の、いまという時間に、何が飲みたいか」において、できるだけ妥協したくない。選択肢がないとき、たとえば「絶対裏で、飲み残しのボトル寄せ集めて詰め替えてニューボトル作ってるぞ」って見え見えの店で飲まなきゃならないとなったら、あえてトマトジュースか麦茶にしてもらうとか。
だから昨夜みたいに、“第一志望も第二志望も第三志望も無いからってんで、有りモノ使って人体実験ノリ”で、しかも“詰まるところ第一志望飲んだのと寸分違わぬテンションで出来上がった”なんてことになったら、すさまじい自己嫌悪。安直に選んで飲んだら、「やっぱり安直な味だわ」ぐらいは感じろよ自分。「お酒の神様ごめんなさい」「この次からは絶対、1杯たりとも妥協しません」ってなもんです。
……何を、求められもしないのに言い訳並べてるんだと。
気を取り直して『爆笑オンエアバトル』行きましょう。東京・渋谷収録に戻った10月30日(24:40~)放送、「そう言えば、女装じゃない流れ星瀧上どんなんだったっけ」とふと思って録画視聴。
そう言えばのきっかけになった『お試しかっ!』AniコレAutumn(10月20日放送)で芸人組の最終兵器として登場した瀧上、“女王”・杉浦太陽くんにあと4点と迫りました。女装自体はまったく遜色なく、角度によっては『危険な関係』などの女優・高橋かおりさんに激似な華奢美人でしたが、一応本業俳優の太陽くんに対し“演技のプロ”ではないため、表情が硬かった分の4点差でしょう。
それはさておき、流れ星無敗の19連勝を505kb本日の1位で飾る。ちゅうえいがまだ本名の中島仲英で出ていた頃から見ていましたが、「そう言えばこの人たち無傷連勝中だっけ?」と大方が気がつくころにはしっかり必勝パターンを確立していたようです。まだコンビとしてはじゅうぶん若手感があるのに、要所で見せるちゅうえいの、イケシャアシャア風味の顔ボケ、瀧上の両手ツッコミなどすでに堂に入っている。ゲートボーラーヨネゾウやゲボちゃん同様、後からマナーマンがまた出てくる構成も「またやってるわ」と思うんだけど毎度毎度笑わされてしまう。
怪人モクモクが昨年の“別れ話のし方”ネタ内での“かに道楽の看板”とほとんど変わってない辺りの、瀧上のノリツッコミの引き出しの少なささえ、いまや笑えますな。「ヒーローが本当にやられちゃダメだろ、子供たちの夢を壊すんじゃない」「まだワンクール残っておるぞ」と優しい怪人モクモク、先週の『ゴーオンジャー』で逝ってしまったヨゴシュタイン様のようでした。嗚呼ヨゴ様。ちょっと脱線。
同じく505kbで同点1位のギャロップは、林の「みんな生え過ぎちゃう?」頭髪ツカみをやめた辺り自信も感じられ、手堅いけど若干元気がなくはじけなかった。ツッコミ毛利の通販トーク当て振りが小さかったし、淡々と暴走する林のアテレコに“振り回されながらいっぱいいっぱいついて来てる”芝居も、もっと振幅大きく「あらら、あわわ」みたいにしたほうが、林の淡々との対照が際立ったはず。それでもアテレコネタ一本で飽きさせずover500に持って来るのは“地力”でしょう。
ラバーガール489kb3位も皮肉味、キモ味をたっぷり含んだ持ち味を出し切りましたが、MLB中継テーマ曲で素振りしながら登場した大水が、“キャラ的にメジャーリーガーなわけがない”と、出の瞬間読めてしまう点だけやや安めで、その分上記の同点1位2組に迫れなかった。佐久間一行441kb4位は可もなく不可もなし。
かなり水をあけられての5位になったチョップリン397kbは、アンジャッシュが得意にしていた系の“電話行き違いネタ”をさらにシュールにしたような感じでしたが、コント世界全体が“(小心な)イタ電常習者”と親からネグレクトされてるっぽい小学生坊主と、いかにも陰湿で病的なので、“どっちがイタ電かわからなくなる”という引っくり返しの痛快なバカバカしさにつながらなかった。「NTTの言う通り」、“もしもし”を言わない相手が「イフイフ(=もしももしも)」、「ココア」「短っ!」、「確かに話聞いてると所得低そう」などのくすぐりもいまひとつ快音を発さず。
むしろ敗者コメントで「昨日足したボケがぜんぶダメだった」「何で足したんだろうと」と松田がさわやかに白旗掲げたハイキングウォーキング389kb6位をちょっと見てみたかった。あと8位257kbに終わったWコロンの、格子縞ジャケのボケ根津っちは、『だんだん』でノゾメグ姉妹にスカウト攻勢中の山口翔悟さんのお兄さんと名乗っても、65%ぐらいは信じそうですな。
『愛讐のロメラ』は5週24話を終えましたが依然全員クチをひらけば「誰某をなぜ、どういう動機でどの程度恨んでいるのか」の開陳大会、「俺ほどアイツを恨んでないから、オマエ許せねえ」たぐいの屁理屈比べのようになっていて、ある意味、ある時代のロシア文学みたいな趣きになっています。
RPGや対戦形式ゲームが人気の時代、昼ドラも恨みや復讐心をテーマの一端におき、勝った負けたのバトル風味を盛り込もうという志まではなかなかよかったんだけど、客が見て「もっともだ」「がんばれ」「もっとやれ」「いや負けるな、やり返せ」「私ならこう闘う」「私ならこう返り討つ」と乗っていける状況を組み立てるのは思ったより難題だったようで。放送開始前の公式サイトの掲示板に「“復讐”を扱った小説や漫画、映画作品と言えば?」というクエスチョンが載っていましたが、要するに作る側が「何かネタのヒントくれ」状態で走り出しちゃったのかも。
23話ラストで通りすがりの子供にサッカーボールを拾ってあげようと車道に出た亮太(龍弥さん)を庇って珠希(いとうあいこさん)が…という場面では、庇われた亮太ものんびりなら、庇う珠希も“咄嗟に”感のものすごく薄い、どろーんとした動作で対向車ににゅーっとひたすら仁王立ちしており、演出もコレ切迫感出す気毛頭ないだろうと。
恭介(相葉健次さん)が執刀する心臓バチスタ手術場面のあった22・23話では昨年『風林火山』のミツ兄・伝兵衛役で大活躍だった有薗芳記さんが“麻酔医”としてクレジットされていたので、単発ゲストにしてもどんなユニークな芝居でアクセントつけてくれるかと、ものすごく、このドラマ放送開始以来最大の期待をして再生したのですが、唯一の登場場面は手術帽・手術マスクしたままセリフ一言「酸素フォワードが低下しています」だけ。目しか露出してないの。有薗さんが扮する必要性まったくなし。悪い冗談かと思うくらいのもったいなさ。
有薗さんと言えば97年放送の中村吉右衛門さん版『鬼平犯科帳』第7シリーズ『毒』で、スリの犯行現場を天下の鬼平に見咎められ、「その腕、火盗改のためにいま一度使っちゃくれねえか」と頼まれて最初は渋々協力、最後はすっかり鬼平に信服して役宅の小者(=下働き)となり、「のちに平蔵が他界したとき殉死しようとしたが死に切れず、その傷跡を首に残したまま、終生平蔵夫妻の墓守りをつとめた」という巾着切り役も忘れられません。
できる俳優さんをせっかく起用しながら芝居の見せ場を与えない。一方で、ロシア文学も真っ青な理屈っぽいセリフを山ほど、ほとんどTVドラマ経験のない、ヘタしたら演技経験自体ほとんどない若手さんたちに課する。
大人が大人に向けて制作するドラマなんだから、キャスティングにしても脚本にしても何かしらは考えて、意図を持って作ってるんだろうと思っていましたが、どうもそうじゃないのかなぁ。
生まれて初めて競馬なるものを観たいと思い
『天皇賞』観ました!!すごい、すごい!!
そして感動、感激!
やりました『ウオッカ』さすがに酒の神様バッカスは勝利の神と通じてたんだ~。
例のお酒、今夜はおいしそ!単品でお召し上がれ♪
補足・・あの可愛いくりん、くりんのお目目の馬たちが騎手と一体になってゴールまでの必死の責め際に感動した、月河さまが何故競馬がお好きか不思議でしたがすこ~~しわかる気がしました。
秋の府中芝2000で1分57秒台前半、しかも牝馬のワンツー。歴史的な場面を目撃して戴いて、JRAになり代わりまして御礼申し上げます。
ダイワスカーレットの単勝にも同額ぶっ込んでいた身としてはめでたさも半分くらいなり、ですが、スカーレットと言えばオハラ、オハラと言えば小原庄助さん。♪朝寝朝酒朝湯が大好きで~ どのみち「飲め」ってお告げみたいなんで、今日は朝まで行っちゃいますか。♪あ~尤もだ~尤もだ~