★朝日新聞にこんな北朝鮮の記事が出た。
『北朝鮮が、米国が求める手法による核の全面廃棄に応じる姿勢を示していると米朝関係筋が明らかにした。また、北朝鮮は核兵器の査察にも初めて応じ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の廃棄も行う意向だという。・・・』
Yahooの意識調査では、殆どの人が『核廃棄は実現できない』としていたが・・・・私は、『早期に実現できる』と思ったのだが、それは金正恩が相手にするのは『トランプさん』だと言うのがその理由なのである。
https://blog.goo.ne.jp/rfuruya1/e/a0fec77874b5c5debecd2af850ef3681
朝日の記事が報じているように、5月の会談でそれは現実に明らかになっていくのではなかろうか?
★トランプ大統領に対する評価は、マスコミや日本の評論家は一般に厳しい評価が多いのだが、私は一貫して『トランプさんを支持・評価』しているのは、彼は政治家ではなくて『物事の実現』を追求するオーナー実業家で、徹底したTOPダウン型だというのがその理由である。
大統領に就任以来1年とちょっとしか経っていないのだが、北朝鮮の核・ミサイル問題を重視する姿勢を見せて、『北朝鮮の核問題に対応してきた過去25年間の歴代政権が取ってきた政策をすべて失敗』だったと決め付け、強い姿勢で、強い圧力をかけることで北朝鮮を交渉の場に引き出すことを主軸とし、そのために軍事力を見せつけるというのが基本方針だったのである。
昨年度の北朝鮮は、3月にはミサイルの新型エンジンの燃焼試験に成功し、7月には初の大陸間弾道ミサイルの発射を成功させ、8月と9月には北海道上空を通過させる中距離弾道ミサイルを発射し、さらに11月には米国本土に届く飛距離を持つICBMを発射したりしていたのだが、今年になって一転、柔軟な『対話の方向』に舵を切ったのは、一連の『トランプ戦略の成功』なのだろう。
それでも尚、日本の評論家たちの論調は、『朝鮮半島の非核化宣言』をしたにも拘わらず尚『具体性がない』などと言っていたが、大局的な流れが全然読めていないような気がする。
★そんな中で、大西宏さんの『北朝鮮は核の放棄に向かうだろう』 というblogでの主張は流石だなと思ったのだが、その中で大西宏さんは、私のような『カンだけでそれを言っている』のではなく、明確に且つ懇切丁寧にその論拠を記述されているので、『北朝鮮は核を放棄したりはしない』などと思っておられる方は、一度目を通されてはと、思うのである。
http://ohnishi.livedoor.biz/archives/51538339.html
1年前のアメリカ大統領選挙の時も、殆どの評論家たちはその『ヨミ』を間違ったのだが、テレビの中で喋っただけなので、間違っても決して「間違いました」などとは言わないのである。
何かにつけて、『中間選挙対策』などと言っているのだが、トランプさんが思っているのは、『そんな姑息な選挙対策』ではなくて、大統領になったらやろうとしていた『トランプ流の北朝鮮対策』をやって、『自分の想いの実現こそ』が『アメリカの国益・世界の平和に繋がる』との信念からの実行だと私は思っているのである。
オーナー経営者というかトップダウン型の本来のTOPは『何になりたいか』を望むのではなくて『何をやりたいか』を目指して動く人たちなので、その辺のサラリーマン経営者や、役職・肩書が欲しい普通の政治家とは違った次元で動いているのである。口先だけで『何もしたことがない』評論家諸氏の読みは、今回もまた間違うのではないかなと私は思っているのである。
そういう意味では『北朝鮮問題』について、大西宏さんは、大胆・且つ明確に書かれていることを評価したいのである。