金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『フリーダ』

2006-04-01 11:32:00 | 映画の感想
『フリーダ』(ジュリー・テイモア 監督)
★★★★☆

メキシコのシュールレアリスム画家フリーダ・カーロの人生を描いた物語。
自画像の通り、眉毛つながってます。
彼女にふりかかる運命を知っていただけに、バスが出てきたときから
もう「やめてー!」と目をおおいたくなってしまいました。
これでもか!これでもか!というくらい襲いかかってくる苛酷な運命と、
それに立ち向かう彼女の強さに目の離せない二時間。
夫リベラの病的な浮気症に苦しみつつ、夫の浮気相手と関係を持ってしまう
エキセントリックな展開にはびっくりでした。
傷つけあいながらも生涯を通してリベラと強く結ばれていたのは、やっぱり
芸術と思想という媒介があったからなんだろうなあ……。
彼女の絵の「痛み」の背景がよくわかっておもしろかったです。
エキゾチックな世界も見所のひとつ。
(元妻が着ていたピンクのブラウスが可愛かった)

しかし肉体的な痛みの描写に弱いわたしは再度見ることはできないと思うので、
好み度は★4つ。

コメント
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