金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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70:夏目漱石『吾輩は猫である―まんがで読破』

2018-10-13 18:48:33 | 18 本の感想
夏目漱石 原作『吾輩は猫である (まんがで読破)』(イースト・プレス)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

英語教師・珍野苦沙弥の家に住みついた一匹の猫。
自らを「吾輩」と称し、発達した知識を持つ名無し猫が、
自身の視点から見た人間世界の滑稽さや、
珍野家を取り巻く個性的な人物たちの生態を面白おかしく、
鋭く風刺的に批評してゆく…
夏目漱石の処女小説であり、出世作ともなった
近代日本を代表する不朽のユーモア小説を漫画化。

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原作は既読。

『吾輩は猫である』って、本当に不思議な小説だなあ。
出だしは有名すぎるのに、あらすじを説明しようとすると
それができないという……。
原作読んでるのに、覚えていたのは最初と最後だけで、
中盤、筋はあってないようなものだから、
まんがで読んでも、断片的に
「ああ、こんな場面もあったような……」
とうっすら思いだす程度。
そしてこの漫画も、
読んだ端から忘れていきそう。

ダイジェストになっているので
原作小説の言い回しのおもしろさなんかは
十分には再現されていないんだけど、
ぼんやりしたストーリーであることや
雰囲気はつかめる漫画になっている。

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69:まはら三桃 『疾風の女子マネ!』

2018-10-13 13:31:30 | 18 本の感想
まはら三桃『疾風の女子マネ!』(小学館)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

高校陸上部で選手と共に戦う女子マネ物語。

男子4×100mリレーが熱い!
爽快!感動!!の高校陸上部青春物語!

“いい男狙い”で運動部マネージャーを志望した女子高生、咲良。
そんな彼女が、ある男子の走る姿に思わず目を奪われ入部した陸上部。
ひとめぼれの彼はリレー選手だった――。
敏腕で厳しい先輩マネージャーと行動を共にするにつれ、
描いていたマネージャー像を覆され、その存在意義に目覚める。
咲良自身のおごった感情との葛藤、部員たちとの衝突などを通し、
大きく成長していく姿を、痛快かつ颯爽と描いた青春物語。

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先輩から借りたもの。
次の入試にいっぱい使われそうだな~。

毎回文句言いつつ、わたし、この作家さんの本
結構読んでるね……。
これまで読んだ中で、いちばんよかったかもしれない。
「題材はいいんだけどね……」
というのがいつもの感想なんだけど、
今回はややキャラ小説よりになっていて、
「もう少しこのキャラたちとその関係を見ていたいな」
と初めて思えた。

「ひとめぼれした彼」との恋が展開していくかと思いきや、
あっさり幻滅し、また別のメンバーにときめくも幻滅……
と主人公の恋愛が展開しないところがおもしろいし、
恋愛の甘酸っぱさは別のキャラクターでちゃんと味わえる。
そして、何よりよかったのは先輩マネージャーである直のキャラ立てで、
クールな彼女と主人公が打ち解けていく過程にキュン
恋愛がらみではなく、マネージャー業というものを真正面から取り上げたのも
めずらしくて◎。

以下、性格の悪さがにじみ出たコメントなのは百も承知だが……

隣に人がいるのに、過去を思い出して
ひとりで「うわーっ」とかわめいたりうめいたりする行動って、
「事情を聞いてくれ」といわんばかりで鬱陶しいよな!
周囲のキャラクターが「どうした?」と訊くシーンを目にするたび、
「優しいね!」って思っちゃう。


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68:尾崎友吏子 『ミニマリストの持ちもの帖』

2018-10-13 13:19:28 | 18 本の感想
尾崎友吏子『NHK出版 なるほど! の本 ミニマリストの持ちもの帖―家族5人 これだけで暮らしています (NHK出版なるほど!の本)』(KADOKAWA)

【Amazonの内容紹介】

「何が本当に必要なモノか」が、見えてくる一冊

台所用品、住まいの品、衣類、そして家族のモノ──
働く母であり人気ブロガーの著者が紹介する
「これだけは必要」なモノたち。
夫と男の子3人と共に、シンプルかつ快適に暮らす極意とは。
ミニマリストが「残したモノ」たちには、
家をすっきりさせるための数々のヒントがあった!

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精読していないので好み度★はなし。

いらないものを処分したいという気持ちはあるけど、
もう、この手の本から得る物はないな……。
刺激を受ける時期はとうの昔に
過ぎてしまった感。

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