金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

118:墨編集部/川口澄子 『教えて先生!書のきほん』

2018-12-08 19:29:42 | 18 本の感想
墨編集部/川口澄子『教えて先生!書のきほん』(芸術新聞社)

【Amazonの内容紹介】

筆で書くことだけでも楽しい書の世界ですが、
教養を深めることで、さらなる悦楽が待っています。
漢字の成り立ちから書家としての生き方までを身に付ける初心者向け、
書の基礎講座12+3つの課外授業です。
難解にも思われる書の世界ですが、
人気イラストレーター川口澄子さんによる、
キャラクター、「こすみちゃん」がゆるく解きほぐしてくれます。
書に関わる人のみならず、日本文化の根源とも言える
「書」の世界を知る教養書としても、ご覧いただけますと幸いです。
雑誌『墨』の人気連載を一部加筆の上、一冊の本にまとめました。


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いや、全然「きほん」じゃないでしょ!!

書道雑誌に連載されていたものがもとになっているだけあって
かなりディープ。
前提知識のない自分はついていけなかった……

第1章の先生の文章は相変わらず目がすべる。

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117:『新版 日本茶の図鑑』

2018-12-08 14:13:28 | 18 本の感想
公益社団法人日本茶業中央会/NPO法人日本茶インストラクター協会 監修
  『新版 日本茶の図鑑』(マイナビ出版)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

日本茶のことがよくわかる&おいしく飲める一冊!

本書では、日本各地で生産される日本茶のうち、
茶産地ごとに特色ある種をそれぞれの日本茶の葉と水色を写真で、
味、香りをデータで紹介。
煎茶、玉露、抹茶、釜炒り茶、ほうじ茶など、
各お茶の特徴や、上手な淹れ方も解説します。
そのほかにも、お茶の品種や製造工程、マナー、用語集など、
日本茶を楽しむための情報が満載です。

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産地ごとの特色や品種が載っているので結構ディープ。
ここまで細かい情報は、個人的には必要なかったのだけど、
マニアにはうれしいにちがいない。

本当に無頓着に買って飲んでいたので、
品種までチェックしたことなかったな。

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116:瀬川貴次 『ばけもの好む中将 平安不思議めぐり』

2018-12-08 13:59:12 | 18 本の感想
瀬川貴次『ばけもの好む中将 平安不思議めぐり』(集英社文庫)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

十二人の姉が居る以外は、ごく平凡な中流貴族の宗孝。
御所に鬼が出たという噂を聞き、
仲間たちと度胸試しで確かめに行くが、
そこに居たのは怪異を愛する変人と名高い名門貴族・宣能だった。
なぜか彼に気に入られてしまった宗孝は、
彼と共に鬼の正体を追うことに。
結局、人の仕業とわかって落胆する宣能だったが、
その後も続く怪異の裏には、とある陰謀が隠れていて…。
新感覚、平安冒険譚。

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『百鬼一歌』が面白かったので、同じ作者さんの本を読んでみたのだけど、
あれ?? と思うくらい、はまらなかった……。

第1~3話で
「つまらなくはないけど、取り立てて面白くもないなあ」
という印象だったのが、第4話でぐぐっと引き込まれ、けれども
「ここで『偶然』帝がやってきて解決しちゃうのか……」
「そんな簡単に宮中に入り込めるんか!」
「こういう何でもありなキャラは好きじゃない……」
とちょっと残念な読後感になってしまった。
第4話の真相は意外だったし、そこは楽しめたんだけど。

中将のキャラがあまり立っていないものの、
まだ明かされていないこともあり、
シリーズ化を見越した1巻なのだろう。

「真実を解明しないのかよ!」と思った第1話の真相が、
最後の第4話で明かされて伏線だったとわかるのは
うれしい構成だったし、もう1冊読んでみよう。

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