金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

34-37:最近読んだ本

2023-03-10 11:29:29 | 23 本の感想
 多良美智子『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』
 
「仕事はしなきゃいけないんだけども、一日中フリー」
という日の過ごし方をもう少しうまくできないかな~、
と思っていたので、
「一日のスケジュールを一定にする」
というのが参考になった。
会社勤めの人や専業主婦の人の「一日の過ごし方」はいっぱいあるが、
わたしの生活に近い例はあまりないのだ。

 稲垣栄洋『面白くて眠れなくなる植物学』
 
同じ筆者の本を続けて読んでいる。これも面白かった。
「面白くて眠れなくなる」シリーズ、
「いや、たいして面白くない……」と思っていたのだが、
これは本当に面白い。
 

三條凛花『もっと動ける私になる! 魔法の家事時間割』
 
再読。
時間に融通がきく仕事だと、かえって時間の使い方が難しい……と
常々感じている。
時間割を作るのは参考になった。
 

 『東海の自然さんぽ スニーカーであるく24コース』
 
公共交通機関を使っていくときのルートや所要時間が書いてあって親切。
範囲は愛知・岐阜・三重・静岡・長野・滋賀。
愛知県内でも、公共交通機関が発達していない地域だと、
関西に行く方が断然速い、となってしまう。

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33:吉岡乾『なくなりそうな世界のことば』

2023-03-10 11:09:54 | 23 本の感想
吉岡乾『なくなりそうな世界のことば』
★★★★☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
世界で話されていることばは、およそ7000もある。
しかしいま世界では、科学技術の発展とともに、
数少ない人が限られた地域で用いている
「小さな」ことばが次々に消えていってしまっている。
本書は、世界の50の少数言語の中から、
各言語の研究者たちが思い思いの視点で選んだ
「そのことばらしい」単語に文と絵を添えて紹介した、
世にも珍しい少数言語の単語帳。
耳慣れないことばの数々から、
「小さな」言葉を話す人々の暮らしに思いを馳せてみてください。
 
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先輩から借りた本。
 
『翻訳できない世界のことば』と同じシリーズの、大人向けの絵本。
金城学院中学2023年度入試で出題。
 
言語って本当におもしろいと思うのだけれども、
その面白さを人にわかるように伝えるのは難しい。
ここ十年くらい、仕事でそれを伝える方法について、
試行錯誤しつつ考えている。
 

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32:一穂ミチ『光のとこにいてね』

2023-03-10 11:07:16 | 23 本の感想
一穂ミチ『光のとこにいてね』
★★★★☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
『スモールワールズ』を超える、感動の最高傑作

たった1人の、運命に出会った

古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。
着るものも食べるものも住む世界も。
でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。
彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。
ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。
どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。

運命に導かれ、運命に引き裂かれる
ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語
 
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めずらしく新しい本を。
この作家さんも、BL出身なのか~。
最近、BL出身で活躍されている作家さんが多いなという印象。
 
幼いことに出会った二人の女の子の、
友情や恋愛を超えた強い結びつきの物語。
二人とも母親のために苦しめられていて、
その呪縛の克服も一冊を通したテーマになっている。
子ども時代の母親の存在って大きいものね……。
母親の支配下から逃れることができない子ども時代に出会い、
強烈に惹かれあって、離別と再会を繰り返す二人。
正直、「そこまで気を回さなくても……」と思うところが多く、
もどかしいのだけども、
過剰なほどの忖度も、思いやりからくるものなんだろう。
 

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