金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

大河ドラマ「光る君へ」♯24

2024-06-16 21:23:04 | 大河ドラマ「光る君へ」

先週、Twitter で「国際ロマンス詐欺」呼ばわりされていた周明が、

あからさまに色恋でまひろを籠絡しようとしてて、笑っちゃった。

そりゃー、まひろも違和感抱くわ。

見抜かれて拒絶され、

力づくで道長への文を書かせようとするが叶わず。

「あの女の心に入り込めませんでした」

「お前の心からは早く消え去るといいな」

なんて朱と失恋みたいな会話したりして。

 

え……松下洸平、もしや本当に

乙女ゲー「光る君へ 」越前編

という彩りのためだけに登場したんか!?

ちゃんと外交問題を描いてくれると思いたいのだが。

 

女院の体調不良を改善するための恩赦として、

伊周・隆家を都に呼び戻すことを検討する朝廷。

彼らを処分する時に道長に止めて欲しかったと言い出す一条天皇、

反対を押し切って定子さまを宮中に戻そうとするわ、

定子さまのことしか考えられなくなって政務を疎かにするわ、

定子さまへのプレゼントを宋人から買い取れというわ。

女房たちや公卿たちが悪口を文句を言い始めるのはともかく、

道長があからさまに「だめだこりゃ」になってるのがつらい。

良き君主であろうとした結果、愛する人を追い詰めてしまった反動で

今度はプライベートに意識を全振りしてしまった。

ここが源氏物語の桐壺帝と桐壺の更衣の元ネタになるのだから

展開上欠かせないところではあるのだけども、見てるのが苦しい。

ただ一人心の支えだった女性を守りたいというだけなのだけれども、

帝の愛は政治。

愛に生きることは、即座に「愚かな帝」という評価に

結びついてしまう。

 

【その他いろいろ】

・恩赦が出るなり、異常に速く帰京した隆家。

 そもそも花山院の件はお前のせいだろ案件なのに、

 「兄は根に持つけど、俺はさっぱりしてるよ!

 あなたの役に立つ男だよ!」

 と道長にアピール。 本当にいい性格してるわ。

 

・一条天皇が清少納言を労うところで、

 ちょっと泣きそうになっちゃった。

 定子さまが苦しい生活を送っていたことも、

 それを清少納言が支えていたことも、

 しっかり理解してる。

 

・宣孝はやっぱり為時に根回ししてなかったのか。

 友人が自分のお店に色目使ってるなんて、

 この時代でもやっぱりショックだよな。

 気持ち悪いは気持ち悪いが、

 まひろの気持ちはわからんでもないよ。

 気心も知れてて経済力もあり、ありのままの自分を受け入れてくれる。 

 しかも、自分がそこまで相手に惚れてないから心乱されない。

 大恋愛とは別に、そういう男とまとまりたいという気持ち。

 そして、こういう思いを素直にパパと話せるようになったこと、

 本当に良かったね。

 

・周明とのことを感じ取って、まひろを心配する音丸。

 お母さんを守れなかったこと気にやんで、

 せめてまひろだけは守ろうと頑張っていたのだな。

 ここで、

 「実は乙丸も、まひろに思いを寄せていました!」

 にならなくて本当に安心したよ。

 乙女ゲーに乙丸も参戦か!?と途中までひやひやしてた。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 130:龍たまこ・中川瑛『99%... | トップ | 大河ドラマ「光る君へ」♯25 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿