金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『春江水暖』

2021-03-06 22:41:24 | 映画の感想
2021年の映画②:『春江水暖』(グー・シャオガン 監督)
★★★★☆3.5

【Amazonの内容紹介】

富春江が市街地を流れる中国浙江省の杭州市富陽区では、
再開発が進んでいた。
ある晩、顧(グー)家の家長である母親の誕生日を祝うため、
レストラン「黄金大飯店」を経営する長男、
漁師として働く次男、裏社会で生きる三男、
独身生活を謳歌(おうか)する四男をはじめ、
親戚一同が集まる。
ところが、母親が脳卒中を起こして倒れてしまい、
やがて年老いた母親は認知症が進んだため
介護が必要となる。

***********************

映画館にて。

ある大家族三代の物語。
富春江の情景が美しく、モチーフになったという
山水画のよう。
ずーっと「金がない」という話をしているんだけど、
その俗っぽさが美しい風景で相殺されて、
なんだか不思議なテイスト。
視点人物を限定せず、家族それぞれにスポットをあてて
描いているため、
全体を俯瞰するような視点で映画を眺めることになる。
そんなふうに中国の社会を描く、
その手法は嫌いじゃないんだけど、
とにかく長すぎる~!
物語全体の大きな山場というのもないので
上映中、何度か時計を見てしまった。
しかもラスト、「第一巻」完、って。 

グーシー役のポン・ルーチーさん、
たたずまいが美しい女性だなあ。


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