映画：『めがね』

2021年の映画⑬『めがね』

★★★☆☆

【Amazonのあらすじ】

海辺の小さな町にやって来たタエコ（小林聡美）は、

素朴で小さな宿・ハマダに到着。

宿の主人・ユージ（光石研）とその愛犬、

さらには不敵なほほ笑みをたたえた女性・

サクラ（もたいまさこ）らに出会う。

何日かを過ごしたタエコは、

マイペースに明け暮れるハマダでの毎日に違和感を覚え、

別の宿へ移る決心をするが……。

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Amazonプライムにて。

今まであまり感じたことなかったけれど、

小林聡美ってきれいな人だなあ。

主人公の「は？」は鼻についたが、

ハマダやサクラさんの醸し出すムードに

「嫌～！！」と感じる気持ちは非常によくわかる。

天丼芸みたいなのにも辟易した。

大きな事件は何も起こらず、

「何が言いたいかわからない」

と感じる人はいるだろうな……と思うけど、

小林聡美＆もたいまさこというキャスティングで

ある程度過去作に共通するムードを

予想していたので想定内。

島のゆったりした生活は魅力的。

大河ドラマ『青天を衝け』＃18

天狗党のもとへ喜作が持って行った

「退かないと討伐に行かなきゃいけない」

という慶喜の書状を読んで、藤田小四郎は激昂。

「烈公のご意志を踏みにじって

　我らを討とうとするとはなんという小物！」

やっぱり～！！😭 

武田耕雲斎が、ちゃんと慶喜の気持ち、

慮って退いてくれてよかった……

と思ったのに。

慶喜が公正な措置をするという田沼を信じて任せたら、

天狗党の面々は斬首されてしまう。

愚かでも信念のために散っていく図、というのに

弱いわたし……。

「あれが俺たちの信じた攘夷の成れの果てだ」

という喜作の言葉が切ない。

後半は、栄一のスカウト大作戦。

一橋の領地で百姓たちを取り立てようとするも、

反応悪し。

百姓たちの懐へ入り込んで、

代官に妨害されていることを突き止め、

ミッションクリア。

百姓の出で商いの経験をあることを活かし、

金策を担うことに。

ここまで丹念に、無名時代の土台になるものを

描いてきたので、説得力が出そう。

【そのほかいろいろ】

・家茂「みやげは何がよろしいか」

　の段階で半泣きだよ～！！

　家茂も和宮も天璋院も、みんなしてフラグ立てすぎ。

・栄一「わが父にも負けぬとんでもない石頭」

　おい、お前の父ちゃんのどこが石頭や！

　むちゃ理解あるがや！！　甘々やろ！！😟 

165～167：本田『ほしとんで１～４』

 本田『ほしとんで01 ～４』

★★★★★

【Amazonの内容紹介】

個性際立つ人が多い芸術学部――

その中でも尾崎流星（18）が入ったのは、
強烈な生徒ばかりの「俳句ゼミ」で!?　
切れ字って？ 季語って？ 

淡々とした性格の流星と濃ゆ～い俳句ゼミメンバー

俳句は果たして上達するのか。
『ガイコツ書店員 本田さん』の本田が描く、

本格＜俳句＞青春グラフィティ!!

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1巻をKindle Unlimitedで読んだのが面白かったので、

最新刊まで購入。

「芸大」成分が、漫画をごちゃごちゃした印象に

している部分があって、

そこがスムーズに頭に入ってこないのだけど、

読むと俳句をやってみたくなる。

俳句について初めて知ることもたくさんあったし、

悪い人のいない、優しさに満ちた世界なのも好き。

映画：『ブライダル・ウォーズ』

2021年の映画⑫『ブライダル・ウォーズ〔初回生産限定〕 [DVD]』

★★★☆☆3.5

【Amazonのあらすじ】

幼なじみのリヴとエマは、

人生の幸せな時もそうでない時も、

いつも一緒に過ごしてきた親友同士。

そんな2人は婚約さえも偶然に数時間差で同じ日にし、

それぞれの結婚式の計画をし始めた。

彼女たちが選んだ式場は、花嫁の永遠の憧れ、

NYプラザホテル。

しかし、ホテル側の手違いで同じ日の同じ時間に

ダブル・ブッキングとなってしまった2人は、

どちらか一方が相手に譲らなくてはいけないハメに!

幸せを目前に控えた親友同士は、

やがてライバル心をむき出しにし全面戦争へと発展! 

果たして先に憧れの幸せを手にするのは?

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Amazonプライムにて。

パッケージの「絶対わたしが先にいく！」という文言から、

先に結婚相手を見つけようと張り合う話かと思ったら、

さにあらず。ストーリーは上のあらすじの通り。

アン・ハサウェイ、やっぱり可愛いな～！

青いブラウスとグリーンのドレスが似合っていて素敵。

「ドレスを着られないように

　どんどんお菓子を送りつけて太らせる」

までは可愛かったが、そのあとの妨害は

コメディでも笑えないひどさ。

結婚式が理由で結婚相手との関係が悪化するというのは

よく聞くけど、こういう決着か～。

これは意外だった。

大河ドラマ『青天を衝け』＃17

草なぎくんの慶喜、めちゃいいな！？　

と改めて思いつつ、

ラストの天狗党討伐に、すでに胸が痛い。

父の思想に影響を受けまくり、

そして自分を信じているであろう藩士たちを

自ら討伐しなければならない苦悩よ……。

平岡の追悼回になるのを覚悟してたが、

あまり引っ張らなくてホッとした。

誰かが死ぬと悲しいが、その追悼に尺を取りすぎるのは

興ざめだから。

個人的には、慶喜の「私の身代わりになったのだ」の

場面だけで十分だと思ったけど。

【その他いろいろ】

・お休みした翌週は、それにちゃんと言及する家康。

・一橋家、ホワイト企業すぎないか！？

　百姓出身の栄一たちを差別せずに守ってくれるし、

　栄一たちを引き込んだ平岡が死んでも

　「一緒に頑張ろうな！」って言ってくれるの。

　福利厚生しっかりしてる上、先輩はおごってくれたし、

　マイナス面ほぼなし。理想の職場じゃん！

・家茂と和宮、どの作品でもキュンだな……。

　

・天璋院の初期からの変化をそれとなく描いていて

　年月を表しているのもよい。

164：朱野帰子『わたし、定時で帰ります。』

朱野帰子『わたし、定時で帰ります。（新潮文庫）』

★★★★★

【Amazonの内容紹介】

絶対に定時で帰ると心に決めている

会社員の東山結衣。

非難されることもあるが、彼女には

どうしても残業したくない理由があった。

仕事中毒の元婚約者、風邪をひいても休まない同僚、

すぐに辞めると言い出す新人……。

様々な社員と格闘しながら自分を貫く彼女だが、

無茶な仕事を振って部下を潰すと

噂のブラック上司が現れて!?　

働き方に悩むすべての会社員必読必涙の、

全く新しいお仕事小説！

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Kindle unlimitedにて。

おもしろかった！！

ドラマ化されてたのね。

説教臭くなく、しっかりエンタメしてた。

無能なだけでなく迷惑な上司にヘイトがたまるが

現実的なラインで解決していたように思う。

婚約者の家庭の微妙にイヤな感じを

さらっと書いているの、うまい。

途中で若い女の子が出てきたのは

あからさまだったけど。

仕事が生きがいなのは別にいいけれど、

仕事のために病気になったり死んじゃったりするのは

やっぱりおかしいもんな。

160-163：最近読んだ本

堀川アサコ『おもい おもわれ ふり ふられ (徳間文庫)』

５話中の３話まで読んで、ギブアップ。

主人公たちの倫理観、おかしくないか？？

こういう人たちが近くにいたら

嫌だなあと思ってしまった。

永井路子 『絵巻』

★★★★☆

再読。

初読のときより面白く感じた。

大河ドラマにあわせて復刊してくれ～！！

塚本邦雄 『菊帝悲歌―後鳥羽院』
★★★★☆

塚本邦雄 『藤原定家―火宅玲瓏 (1973年)』
★★★★☆ 

いずれも再読。

周辺の人物に対する知識がついたので、

初読時とはまたちがったおもしろさ。

映画：『宮城野』

2021年の映画⑪『宮城野』

★★★☆☆

【Amazonのあらすじ】

時は江戸、薄汚れた女郎「宮城野」の

処刑が行われようとしている。

罪名は東洲斎写楽殺し。

罪を決定づけたのは持っていた一枚の絵。

写楽が描いたという絵の名も何の因果か宮城野だった。

わずか十カ月の間に百数十点もの絵を残し、

忽然と姿を消した浮世絵師の謎は今なお闇に包まれている。

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Amazonプライムにて、ディレクターズカット版。

内容のわりに長い。

セリフを隠して後でそれを明かしたり、

登場人物の嘘があちこちに仕込まれていたりと

ミステリー的な手法で興味を惹きつけているのだけど、

やっぱり長いね……。

そして、たとえご都合主義であったとしても

わたしはやっぱりハッピーエンドが好きだわ……。

ヒロインがかわいそうすぎるよ～！！

151-159：最近読んだ漫画

 本田『ほしとんで01 (ジーンＬＩＮＥコミックス)』

★★★★★

おもしろかった！

２～４巻も購入済み。

 たかぎなおこ『ひとり暮らしな日々。』

★★★☆☆

取り立てて珍しい内容でもないのに

独自のムードがあっていい。

 板垣巴留 『BEASTARS　１ ・２』

★★★☆☆

なぜかバトル漫画だと思っていたのだけど、

全然ちがうじゃん！

先は気になるんだけど、

擬人化が受け入れられなかった……。

うさぎちゃんがブラジャーつけてるコマで

ものすごい抵抗を感じてしまった。

 ＦＬＩＰＦＬＯＰｓ『ダーウィンズゲーム　１・２』

★★★☆☆

「デスゲーム＆親は海外で主人公一人暮らし＆

目覚めたら全裸の女の子が」、という取り合わせで

「ひと昔前のラノベか？」と思ってしまった。

実際、結構古いのね……。

 『淡海乃海 水面が揺れる時　第1巻～第３巻』

★★★☆☆

原作はWeb小説。

マイナーな人物を主人公にしても

ちゃんと読者がつくって、

Web小説のよさだなあ。

ただ、せっかくの題材なのに、なぜか一切

個性が感じられないの、不思議……。

「転生前の知識と人格を持つ主人公が何か言う

→みんながゾクッ」という場面も繰り返されると

飽きてきちゃう。