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去年にスパワールドへ訪れた際に近くを散策中、偶然面白いお店を見つけた。
kioku手芸館「たんす」は元鈴木タンス店だった建物を改装したお店。
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地域の女性たちの手仕事によるオリジナルプロダクトの制作と販売や
美術家との共同制作によるファッションブランドの工房兼ショップになっている。
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たまたまこの日は「あるものを活かすプロダクト」の展示販売会が行われていて、いろんな廃材を使った作品を見ることができた。
このカラフルなバッグは、なんとレジ袋をを熱で圧着したものをコラージュし、作られたものだという。
触ってみるとかなり丈夫で固く、何枚も重ねて圧着したものを使うようで、レジ袋感は全くない。ちょっと重いのが残念だけど、独特の質感とコラージュされたデザインが面白い。
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トートバッグだけでなく、ポーチやキーアクセサリーなどにも加工されてる。
作り方の本も売られていたので、レジ袋が無料で手に入る時代ならいろんな色のを集めて試してみたのになあ。
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こちらは建築の端材で作られたという建材アクセサリー。
輪っかの部分がアルミでできた建材のようだ。
アルミなのでとても軽くて、色もきれいなので身に着けても違和感なさそう。
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近江の麻の残布を使ったアクセサリー。
服や雑貨と作った際にでる残布にペイントしてできたものだそう。
どれもこれも廃材でできたとは思えないような完成度で、
本来なら捨てられるものがこんな風に美しい実用品に生まれ変わるって素晴らしいなと思った。
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こちらも地域の方々の手仕事による顔バッジ。
面白い。
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結構、廃物利用が徹底?しているのか、棚の中に布などのストックを保管する引き出しとして用いられてたものが、バナナの段ボール。
布もたくさん入れるとかなりの重量があるので、バナナの丈夫な箱がちょうどよかったのだとか。
他にも小さな端切れ用にはいちごの箱が用いられていた。
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ちょうど、この日は地域の方々が集まっておられて、
美術家の方とのコラボブランドのTシャツの制作が行われてた。
アフリカンプリントのモチーフを使って作られるようだ。
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お店の中央には吹き抜けの階段があって、二階には美術家とのコラボブランドの洋服の展示がある。
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階段を上がって二階へ。
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2階には鉄パイプが縦横に組まれていて、それがインテリアにも、洋服掛けにもなっている。
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たんす屋さん時代の備品などもそのままディスプレイされている。
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床に落ちた塗料などもそのままで、いい味わい。
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洋服にはそれぞれテーマのようなものがあって、
こちらは行き先によってかばんを変える知人のために様々なカバンでできた
ジャケット・・など風変わりなものもある。
カバンの肩掛けだらけになったジャケット。
これは試作品のようで、
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商品化されたものはこちらだそう。
カバンの持ち手がこれでもかというほどついている。
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背中もこんな感じで。
かなり重そう。
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他にも片足を怪我した人のため、片方だけジャージ素材になったズボンだとか、作業着に日常的に行ってる継あてを全面にほどこしたものなど、
斬新なデザインのものがいろいろあって、ひとつひとつショップの方が解説をしてくださって楽しめた。
美術家の方が一方的にデザインするのではなく、
地域の方の意外な発想なども取り入れられたデザインが面白かった。
デザインの面白さもさることながら、お年寄りの方々がイキイキと参加されていて、こういった取り組みも素晴らしいなと思った。