芋好きの娘と、前から行きたかった茨木にある「氷とお芋の専門店らんらん」へ訪れてきた。
テイクアウト用の店舗と(テラス席はあるみたい)
古民家を改装し、イートインできるお店があって、こちらを予約していた。
いい感じにリノベーションされた店内。
ほとんど全てのメニューが味わえる食べつくしプレートを。
安納芋ソフトにスィートポテト、飴ポテト、おいもチップス、蜜ポテト、焼き芋二種。
どれもがとても美味しかったのだけど、スィートポテトが超好みだった。
残念ながらかき氷は、先月までだったようで、またかき氷の季節にリピートしたいな。
行きの通り道で車窓から見かけた建物。
2階のバルコニーに見えるお家ぽいものが目に入って、ここは何?!
と調べてみたら、ちょうど1年前にオープンしたという茨木市の子育て施設のようだった。
帰りに立ち寄ってみることに。
2023年伊東豊雄設計によりオープン、茨木市の文化・子育て複合施設「おにクル」
1階では、ちょうどイベントが開催されていて、多くの人でにぎわっていた。
建物の中央には、吹き抜けのエスカレーターが交差し、存在感を放っている。
2階は、子供たちの遊びのスペースや子ども用図書館などがあった。
動物たちのシルエットがかわいい。
2階の広いバルコニー。
上階に行くほどバルコニーの奥行きが狭くなってるようなデザインだった。
行きに目に留まった2階のバルコニーにあった小さなお家のような建物。
ガラス貼りのこの建物からは完全に浮いてる感じが、、
こちら「おはなしのいえ」は、建物設計者とはまた違う画家井上直久デザイン、監修によりつくられたもので、内部は、本を読むスペースになっている。
曲面を意識したつくり。
外観は、下半分はモザイクタイルが貼られていて、こんなシンクも設けられていた。
パステル調のカラフルな丸モザイクタイルもかわいい。
外遊びの場も設けられていて、今どきの遊具?はこんなおしゃれなんだ~と・・
「おはなしのいえ」の中。
波打つ壁面。
子どもの絵本スペース。
更にエスカレーターで3階へ。
階ごとに、この吹き抜けの壁面の色やデザインが違っているのもカラフルでいいな。
4階は、アート系のライブラリーがあり、
大ホールもあって、この日は市民の合唱のコンサートが行われていた。
4階は赤い絨毯が印象的で、ホールの壁面は、グリーンのモザイクタイルで彩られており、まるでクリスマスカラー。
各階にあるベンチなどの家具は、家具デザイナー藤森泰司氏デザインのもので、天然木を割いて集成した地層のような模様のあるLSL材という素材が用いられている。
大きな円形のベンチは、少しずつデザインが違っていて楽しい。
4階は、カーテンで仕切ることのできるスペースもあり、
こちらのカーテンはテキスタイルデザイナー安東陽子氏によるもの。
4階から5階、赤から緑の階へ。
5、6階は、メイン図書館がある。
天井には、大小の円形の間接照明が浮かんでる。
こちらのベンチは、素材の積層状態がよく見えるな。
書架の間には、こんな箱型のベンチなども備え付けられていて、
中には、椅子とテーブルがついているものもあって、小さな子供にぴったりサイズ。
良い空間。
こんなソファ席もくつろげそう。
ヤノベケンジ氏の「シップス・キャット」
館内のアートやインテリアには、
茨木市出身のアーティストやデザイナーが多く採用されているようだ。
茨木市出身のアーティストやデザイナーが多く採用されているようだ。
バルコニーには、こんな長い木製のベンチがあったり。
ゆったりとした一人掛けの椅子があったり、それぞれ自分好みの居場所を見つけることができそう。
写真には人は極力入らないようにしたが、各階、勉強してる学生など利用者も多く、とても賑わってた。
こちらの書架の上部にも大ホールと同じくグリーンのモザイクタイルが使われてる。
メイン図書館を6階から見下ろす。
そして最上階の7階へ
7階天井には、天蓋がつけられて、その真ん中には天窓があり、そこを開けることで、1階から7階までの自然換気が行われるとのこと。
天蓋。
天蓋。
7階には、屋上広場や会議室の他、プラネタリウムもあった。
建物には各階にライブラリーが点在していて、小さな子どもたちの遊び場から、学生の自習スペース、お年寄りの居場所など、老若男女が入り混じり、生き生きと活用されていた建物、近くの茨木市民をうらやましく思った。