神戸市立博物館の「建築と社会の年代記」へ行く前に、Oさんのチケットで
竹中大工道具館へ訪れた。
こちらの博物館へは、「聴竹居 藤井厚二の木造モダニズム」→☆と
「洋菓子の道具たち」の企画展の時→☆に訪れたことがあり、
今回三度目で、この日は「大工さん」展が催されてた。
ここへ来ると、ふんだんに使われた木の内装にホッと落ち着く。
これまで展示物のせいでか?見たことなかったテーブルと椅子が並ぶコーナーがあって、
椅子は全てデザインの違う素敵なものだったので、思わず座り心地をいろいろ試してしまった。
きれいな杢目が現れた天板は「モアビ」と呼ばれる木。
ピアノやハープにも用いられ、加工が難しい大工泣かせな木材だそう。
椅子はひとつひとつ作者の違う木工作家のもののようで、どれも座り心地よかった。
大工道具などの展示物では墨壺が特に目を惹いた。
道具は大工の実力を示す看板のようなものだそうで、墨壺のかたちを見て
技量が推し量られたという。
技量が推し量られたという。
そこから趣向をこらしたさまざまな墨壺が生まれたのだとか。
これは茄子に富士山の彫り物が施された墨壺。
繊細な蒔絵が施されたものも。
常設展の地階へ。
美しい階段
常設は流しつつ、
木組みの展示は、実際に触れて、取り外しすることができ、
その接合部分の複雑な形状に驚いた。
ドイツなどの木組みの家、ハーフティンバーの造りが間近で見れる展示や
ヨーロッパの大工道具類も。
カンナにはこんなに美しい木彫りの装飾が施されていた。
平日はやっていないワークショップの部屋が
この日は開放されていて、墨付けとカンナとのこぎりの体験ができた。
墨付けは初めての体験だったが、こんな風にするのか~と・・
カンナもたぶん初めて?
コツをつかむとおもしろいように削れる。
ワークショップで時間をとりすぎて、シャトルバスのギリギリの時間に。
ここからはシャトルバスに乗って、神戸市立博物館へ向かった。
行きの三宮から博物館へ行く道すがらであった面格子たち。
モザイクタイルが素敵なマンションの表札。