m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

瀬川康男の絵本

2008-01-31 | 趣味その他


子どもたちがまだ小さかった頃に読み聞かせた松谷みよこ&瀬川康男の「いないいないばあ」は定番だったが、同じ作家なのにまるで雰囲気が違う、後の方に描かれ出した装飾的な雰囲気の瀬川康男の絵本が好き。

この「ぼうし」という絵本の表紙はお気に入り。
縦長が特徴という朝鮮本に似せて作られたもの。





文字は特技の一つである篆刻で作ったかな文字の印が一つずつ押されているので手間はかかるが味わいある手作り感のある絵本。





「ふたり」は初めて自分で文章も手がけた作品。
動物の体に細密文様が入れられている。
絵は和紙にリトグラフ。





「かっぱかぞえうた」はやわらかな色彩のテンペラ絵の具で仕上げ。





「じゅうにしものがたり」もテンペラ画。
動物の体の中に描きこまれる細かい装飾が興味深い・・





「じゅうにしものがたり」で十二支の動物たちが最後に神様に会うシーン。
これまた興味深い装飾であふれている。

西洋の「ケルズの書」や「時祷書」などの彩飾写本の世界も味わっていたという瀬川康男だが、まさにそのような感じ。
装飾的なモローやクリムトの絵もなんとなく連想してしまう・・

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スズキコージズキンワールド | トップ | しそわかめ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうやそうや (タダノオヤジ)
2008-02-02 17:43:35
クリムト だんな。
ワタシも連想しまいたでつよ。
ただクリムトは東洋的ではあるけど
日本的ではあるません。
この作者は確かに日本的でつね。

COOLな絵本を紹介していただき
おおきに おおきに 大木金太郎
返信する
Unknown (mayumama)
2008-02-02 20:54:32
タダノオヤジさん
クリムト、やはり連想されましたか~
クリムトよりは直線的で繊細な模様に感じます。

この作家の他の絵本にはもっと日本的な絵のものもあります。
一つの描き方では飽きるのでいろいろな方法を試したそうですが、絵本によってガラリとイメージが変わるのが面白いです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

趣味その他」カテゴリの最新記事