『黒後家蜘蛛の会2』(byアイザック・アシモフ)、読了。
全12話収録の連作短編集。
会のゲストが相談を持ちかけて、皆して意見を出し尽くして、最後に給仕のヘンリーが最適解を上げる、いつもの形式。
本命は『終局的犯罪』。
当面はこの本自体、読む予定なかったのだが、シャーロキアンネタだと知ったら読まないわけにいかない。
シャーロキアンとして、モリアーティが残した論文の内容を考察するのがお題。
CANONに書かれた冠詞一つから、モリアーティの地球破壊計画論へ至る壮大な話だった。
他に注目すべきは『殺しの噂』。
初出は1974年。
この前年に亡くなった“人気作家”を使った時事ネタ。
令和の現在では、やや古典の大御所が最新作として扱われている時代性にしみじみ感じ入ってしまった。
それでは。また次回。
全12話収録の連作短編集。
会のゲストが相談を持ちかけて、皆して意見を出し尽くして、最後に給仕のヘンリーが最適解を上げる、いつもの形式。
本命は『終局的犯罪』。
当面はこの本自体、読む予定なかったのだが、シャーロキアンネタだと知ったら読まないわけにいかない。
シャーロキアンとして、モリアーティが残した論文の内容を考察するのがお題。
CANONに書かれた冠詞一つから、モリアーティの地球破壊計画論へ至る壮大な話だった。
他に注目すべきは『殺しの噂』。
初出は1974年。
この前年に亡くなった“人気作家”を使った時事ネタ。
令和の現在では、やや古典の大御所が最新作として扱われている時代性にしみじみ感じ入ってしまった。
それでは。また次回。