※猫好きはマジで読まない方が良いです
『動物好きに捧げる殺人読本』(byパトリシア・ハイスミス)、読了。
全13話収録の短編集。1975年初出。
表紙の可愛いイラストと、第1話の象さんによる一人称に惹かれて、図書館で借りた。
そうしたら、特大のいわゆる地雷作品だった。
一人称の話、象編とゴキブリ編しかなくて、他は全部三人称だったし。
この本にあるのは、人間に追いつめられた動物たちの生存本能であり、その結果、人が無惨に死んでいる物語である。
虐待から逃げるのは「怨恨」じゃない。お腹を満たしたいのは「物欲」じゃない。安心できる飼い主を求めるのは「痴情」じゃない。この本の端書きに異議を唱えたい。
それに、全部読んで振り返れば、表紙のワニや羊の話なんて無かった。
逆に、ラクダとか馬とか山羊とかの話があるのに、表紙にいない。
文章担当とイラスト担当で、編集が連携できてないんじゃなかろうか。
それでは。また次回。
『動物好きに捧げる殺人読本』(byパトリシア・ハイスミス)、読了。
全13話収録の短編集。1975年初出。
表紙の可愛いイラストと、第1話の象さんによる一人称に惹かれて、図書館で借りた。
そうしたら、特大のいわゆる地雷作品だった。
一人称の話、象編とゴキブリ編しかなくて、他は全部三人称だったし。
この本にあるのは、人間に追いつめられた動物たちの生存本能であり、その結果、人が無惨に死んでいる物語である。
虐待から逃げるのは「怨恨」じゃない。お腹を満たしたいのは「物欲」じゃない。安心できる飼い主を求めるのは「痴情」じゃない。この本の端書きに異議を唱えたい。
それに、全部読んで振り返れば、表紙のワニや羊の話なんて無かった。
逆に、ラクダとか馬とか山羊とかの話があるのに、表紙にいない。
文章担当とイラスト担当で、編集が連携できてないんじゃなかろうか。
それでは。また次回。