好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

「映画」の創り手に、感謝を。

2020-07-04 | 物語全般
『エジソンズ・ゲーム』を劇場へ見に行く。

原題は『THE CURRENT WAR』(電流戦争)。
全然違う。

正直なところ、この映画はタイトルの時点で悩ましい。
ハッキリ言おう、この映画のエジソンは寧ろ敵役。
歴史に名を残すのを避けたウェスティンハウス、そしてテスラを取り上げた物語と称した方がいい。

この映画で掘り下げられるのは、年少者用の伝記ではまず書かれない、エジソンの暗部。
自分が推し進める直流電流で覇権を得るべく、死刑囚の電気椅子に、ライバルの用いる交流を使わせたという逸話だ。
偉人と讃えられる人物も、俗人と変わらない人間性を持ってるという話のわけだが。
予告編で予想してたより、ずっと雰囲気は暗かく、気持ちは沈んだ。

ただ、この映画の救いはラストシーン。
エジソンこそが「映画」の基礎を作り上げた事を、観客の私たちは忘れてはならない。
ネットで動画を見れるのも、彼のおかげなのです。

それでは。また次回。

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