今月のzoom月例会は
前半は稲熊先生による症例検討
下顎両側臼歯部欠損と多数歯に不良補綴物が見られる症例に対する治療計画について。
様々な観点を考慮した原因と治療計画について討論された
内容の濃い症例であった。
後半は前岡先生による1月、2月のテーマの続編の内容。
1・3症例目は欠損部における対応について、
多くのDrでは予想もつかない展開の治療を行った結果の予後について。
2症例目は保存がかなり難しいと思われる1本の大臼歯に対する保存にこだわった治療。
外傷力をコントロールして最終補綴まで行ったあとの予後について。
3症例とも、多くの歯科医院の場合、すぐにインプラント治療をすすめるか
さっさと抜歯してインプラントをすすめそうな事例であるが、
出来る限りインプラントを用いない、徹底した基本治療の遵守に重きをおいた内容であった。
非常に私好みの素晴らしい内容であった。
来月は鳥居先生からの論文検討。これもどういう展開がくるのか非常に興味深い。