結局、審判がルールをよく熟知していないのも原因であるが、最近の柔道は背中が少しも畳につかないのに有効だとかの判定が加算されてしまうことにある。本来は相当な勢いで背中が畳につかないと1本にはならないはずであったが、ゆっくり背中がつくように寝転んだだけでもポイントになってしまう。この細かい加点ポイントの判断が主観的であり本来の柔道らしくない。また両者がもつれて倒れこんだ場合はどちらが技をかけてどちらが転んだのかを瞬時にみわける必要もあるので大変なのである。したがってVTRで判定が覆ることもあるので審判の信頼性があやしくなる訳である。今回VTRで覆る例もよくみた。ならば篠原監督が選手時代の審判誤審による銀メダルも、今回であれば金になったはずである。